Jリーグ 水戸ホーリーホック

水戸DF松田隼風、提携先の独2部ハノーファー移籍か。W杯U20日本代表選出

松田隼風 写真:Getty Images

 水戸ホーリーホックは先月、元FC東京所属DF室屋成を擁するドイツ2部ハノーファーと育成業務提携を締結。水戸に所属するFIFA U20ワールドカップのU20日本代表DF松田隼風がハノーファーへ加入すると、ドイツ国内で報じられている。

 松田はJFAアカデミー福島U18をへて、昨年に水戸へ加入。プロ1年目の昨季はリーグ戦12試合に出場し、今季はここまで5試合で先発出場。4月2日のモンテディオ山形戦ではプロ初ゴールをあげている。また昨年5月以降は年代別の日本代表でコンスタントにプレー。今年3月開催のAFC U20アジアカップでは5試合中3試合に出場し、U20W杯出場権を獲得。今月8日に発表されたU20W杯のU20日本代表メンバーに名を連ねている。

 一方で水戸は先月28日、ハノーファーと今年7月からの3年間の育成業務提携を結んだと公式発表。提携内容のひとつとして「水戸ホーリーホックに所属する若手選手が毎年1名、ハノーファー96のU23チーム(レギオナルリーガ所属:ドイツ4部リーグ相当)へレンタル移籍し、そこでトレーニングや試合を通じて、トップレベルへのステップアップを目指していくことになります」とアナウンスしていた。

 ドイツ・ハノーファーの地元紙『ノイエ・プレス』は今月11日、ハノーファーとJリーグクラブによる提携を特集。「ハノーファーと日本国内クラブの協力関係がますます深まっている」とした上で、「日本のタレントである松田隼風は、まもなく水戸からハノーファーにやって来る」と伝えている。

 なお記事内では、徳島ヴォルティス関係者がハノーファーのトレーニングを視察したことも紹介。これによると、取締役の福島義史氏、大谷武文アカデミーダイレクター、松本圭介ジュニアコーチの3名がクラブ施設を訪れたという。