
セルティックは18日のスコットランド1部リーグ戦・アバディーン戦で日本代表MF旗手怜央の活躍もあり、4-0と圧勝。前節のセント・ミレン戦で左肩を負傷していた日本代表FW古橋亨梧も途中出場しているが、アンジェ・ポステコグルー監督が古橋亨梧の起用に至るまでの過程を明かした。
古橋亨梧は12日のセント・ミレン戦で相手選手と接触した際に左肩を負傷し、前半14分で途中交代。しかし16日から再び全体トレーニングに合流すると、アバディーン戦では71分に韓国代表FWオ・ヒョンギュにかわって途中出場。ゴールこそ決められなかったものの、チームの勝利に貢献している。
ポステコグルー監督試合後の会見で「古橋亨梧は大丈夫だったはずだが、(コーチングスタッフの)ジョン・ケネディが私に『見ろ、彼は本当に怒っている、彼を出した方がいい』と言い続けた。だから仕方なく起用したんだ」と同選手の途中出場について言及。
「試合前に、オ・ヒョンギュをプレーさせる良い機会だと思ったんだ。古橋亨梧はここ数試合良いパフォーマンスを発揮していたし、今は週に1試合しかない。オ・ヒョンギュに出場機会を与えるのは難しいと思っていた」
「オ・ヒョンギュをスタメンで起用しないままずっと過ごしたくなかったし、今日はその良い機会だと思った。でも古橋亨梧は元気だし、来週のレンジャーズ戦で楽しみにしているよ」と、今月26日のスコティッシュリーグカップ決勝・レンジャーズ戦で再び古橋亨梧を先発起用する可能性を示唆。
英紙『ザ・スコッツマン』は指揮官のコメントをうけて「ポステコグルー監督はレンジャーズ戦にむけて古橋亨梧を休ませようと考えていた。しかしこの日本代表選手がベンチで興奮していたため、その考えは失敗に終わったと冗談交じりに語った」と綴っている。
セルティックはアバディーン戦での勝利により、リーグ戦で24勝1分1敗。2位レンジャーズに9ポイント差をつけて首位に立っている。今月末にレンジャーズとのダービーマッチを控えているだけに、リーグ得点ランキング首位の古橋亨梧にかかる期待がさらに高まっている。
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