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柏移籍のオファー拒否も再考?ブラジル代表ルーカス争奪戦の長期化必至か

ルーカス・リマ 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・柏レイソルは、今オフにブラジル人MFドッジ(26)やFWペドロ・ハウル(26)らを放出。現在無所属であるブラジル代表MFルーカス・リマ(32)の獲得を狙っているものの、選手サイドからのオファー拒否が報じられていた。それでも現地メディアは、同選手の柏レイソル移籍の可能性があると主張している。

 ルーカスの争奪戦には柏レイソルの他にブラジル1部ゴイアス、ブラジル4部シアノルテFCが加わっているとみられる。またブラジルメディア『Fanaticos』は19日に「ルーカスは、サポーターからの圧力が比較的低いクラブでプレーすることを望んでいる」

 「ブラジル国内移籍の場合、減俸は避けられない。彼の移籍先として最も可能性が高いのは、高額年俸を受け取り、マスコミやサポーターからプレッシャーをかけられることもない柏レイソルだ」と争奪戦に言及していた。

 しかしブラジルメディア『Band』のチアゴ記者は22日に「ルーカスはブラジル1部リーグで移籍先を探す。柏レイソル移籍は拒否した」とリポート。

 所属先を探すにあたりパリ・サンジェルマン所属FWネイマール(30)の元代理人のサポートを受けていることに触れた上で「自身のキャリアにおけるイメージアップにつながるような競争力のあるプロジェクトを望んでいる」と伝えていた。

 それでもブラジルメディア『UOL』は25日、「ルーカスは心変わりした。彼は海外移籍をいとわない。日本からのオファーに異なった見方をできるようになったルーカスを獲得するために、柏レイソルは力をつけてきている」と、柏レイソル移籍の可能性があると主張。

 ただ一方で「彼はブラジル国内から好条件のオファーが届いた場合、国内に残ることを優先する傾向がある」と、Jリーグ移籍の優先順位が低いことにも触れている。

 ルーカスは2015年にミラン、バルセロナ、レアル・マドリードからの関心が伝えられたほか、ブラジル代表にも選出。ロシアW杯南米予選ではネイマールらビッグネームとともにプレーしていたが、欧州移籍は実現しなかった。

 また2021年8月にはパルメイラスからフォルタレーザECへレンタル移籍。しかし昨年7月以降に出場機会が減ると、2022シーズン終了後にフォルタレーザECをレンタル移籍期間満了により退団。パルメイラスも契約満了により退団していた。