蔚山移籍の江坂任、Jリーグ勢オファー拒否の理由告白！全北・天野純と比較

　元日本代表MF江坂任（30）は昨年末、明治安田生命J1リーグ・浦和レッズから韓国1部・蔚山現代へ移籍。複数クラブからオファーが届く中で蔚山現代移籍を決断した理由を語ったほか、蔚山現代をレンタル期間満了により退団して横浜F・マリノスから全北現代へ移籍して元日本代表MF天野純（31）にも言及している。

　江坂任はザスパクサツ群馬や大宮アルディージャ、柏レイソルをへて、2021年7月に柏レイソルから浦和レッズへ完全移籍。浦和レッズ加入以降も主力選手として活躍していたが、今年5月以降はスタメンでの出場機会が減少。2022シーズン終了後の監督交代もあり去就に注目が集まる中、昨年12月26日に蔚山現代へ移籍している。

　韓国メディア『スポーツソウル』の報道によると、同選手は浦和レッズとの契約が満了を迎えていたほか、Jリーグの複数クラブからオファーが届いていたという。そんな中で蔚山現代を新天地に選んだ理由について本人は「蔚山現代は2020年のAFCチャンピオンズリーグを制覇していますし、昨年はリーグ優勝もしました」

　「いつか知らない土地でチャレンジすることを夢見ていましたが、そんな時に蔚山現代という強豪クラブからのオファーは魅力的でしたね」と語っている。

　また柏レイソルOBでもあるホン・ミョンボ監督のもとでプレーすることについては「監督は柏レイソルでプレーしていましたし、韓国で “生きる伝説”と呼ばれていることは知っています。このクラブにやって来たばかりですが、監督は個人よりもチーム全体のことを優先しているように感じています。だから、昨年にリーグ優勝を果たしたのだと思いますよ」と、指揮官の考えについて自身の見解を述べている。

　さらに昨年まで蔚山現代に在籍していた天野純との比較を求められると「天野さんが韓国で活躍したことは知っていますし、同じ日本人選手と比較するのは当然です。ただ彼のことを気にするよりも、自分のことに集中したいですね。彼よりもいいパフォーマンスを見せたいと思っているのは事実です」と語った。

　なお韓国1部リーグの2023シーズンの日程が今月13日に発表。蔚山現代は開幕戦でいきなり天野純や元浦和レッズ所属選手のブラジル人FWラファエル・シルバ（30）と対戦することが決まっている。