Jリーグ 川崎フロンターレ

川崎ダミアンが今冬残留か。古巣復帰報道も現地紙「契約を全うしたいと…」

レアンドロ・ダミアン 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・川崎フロンターレ所属の元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアン(33)は、以前からブラジル1部SCインテルナシオナル復帰が噂されていた。しかしここにきて川崎フロンターレ残留の可能性がブラジル国内で報じられている。

 ダミアンは中東やMLS(メジャーリーグサッカー)からのオファーが伝えられる中、昨季終了後に川崎フロンターレと契約更新。複数のブラジルメディアは同選手と川崎フロンターレの契約期間が2023シーズン終了後までと報じるとともに、移籍金の発生などを理由に今季終了後の母国復帰が厳しいとの見解を示していた。

 ただ一方で同選手の代理人は先月下旬、SCインテルナシオナルの専門YouTubeチャンネル『Canal do Vaguinha』に出演した際「ブラジル国内の移籍市場ではストライカー不足に陥っているから、いくつかのクラブがダミアンの状況を知るために私に連絡してくる。ただ現時点ではどのクラブとも交渉を進めていない」

 「我々は川崎フロンターレを尊重している」と前置きをした上で「だが、来年に他クラブでプレーしないと断言することはできない」と今冬川崎フロンターレ退団の可能性があると主張。ブラジルメディア『UOL』はSCインテルナシオナルの補強ポジションが前線であることを指摘した上で「2023年での再獲得にむけて調査している」と報じていた。

 しかしSCインテルナシオナルの専門誌『Revista Colorada』はダミアン本人が13日に行われたSCインテルナシオナルのホームゲームを現地観戦していたことを伝えた上で「この冬に彼がSCインテルナシオナルに復帰する可能性はほとんどない」とリポート。

 選手サイドの考えとして「川崎フロンターレとの現行契約は、パフォーマンス次第で月給が最大200万レアル(約5000万円)に及ぶ。彼は川崎フロンターレとの契約を全うしたいと思っている」と伝えたのだ。

 なお川崎フロンターレの外国籍選手では、ブラジル人FWマルシーニョ(27)にブラジル1部昇格組のヴァスコ・ダ・ガマが関心を寄せている。一方、先月末にブラジル2部ロンドリーナECを契約満了により退団したブラジル人FWドウグラス・コウチーニョ(28)の獲得も噂されている。