Jリーグ ヴァンフォーレ甲府

天皇杯優勝も…J2甲府・吉田達磨監督退任報道にファン驚がく「厳しい世界」

吉田達磨監督 写真:Getty Images

 明治安田生命J2リーグ・ヴァンフォーレ甲府は16日、天皇杯決勝・サンフレッチェ広島戦でPK戦の末に勝利。天皇杯優勝を成し遂げたが、今季限りでの吉田達磨監督退任の可能性が報じられたことにJリーグファンから驚きの声が上がっている。

 ヴァンフォーレ甲府は昨季J2リーグを3位で終えたものの、シーズン終了後に伊藤彰監督が退任。当時シンガポール代表監督を務めていた吉田達磨氏を招へいし、今季のリーグ戦に挑んでいた。ただ今季は4月にリーグ戦4連勝した直後に、5試合連続引き分け。8月13日の第31節・ロアッソ熊本戦以降はリーグ戦で未勝利、直近のリーグ戦7連敗と厳しい戦いを強いられていた。

 その一方で天皇杯では北海道コンサドーレ札幌やサガン鳥栖、アビスパ福岡、鹿島アントラーズとJ1クラブを次々と撃破。決勝のサンフレッチェ広島戦では1-1で延長戦まで終えると、PK戦で5-4と勝利。2006年の東京ヴェルディ以来となるJ2クラブによる来季AFCチャンピオンズリーグ出場を決めている。

 その中、日本国内の一部メディアは18日になって今季終了後の監督交代が濃厚と報道。ツイッターでは「天皇杯獲ったのに…」、「なかなか厳しい世界だ…」といった驚きや落胆のコメントが数多く寄せられている。

 ただ一方でJ2リーグ残り2試合で18位に沈んでいることもあり「リーグ戦の結果見れば途中解任が妥当だけど、功労者だ」、「リーグ戦の成績考えれば致し方ないか」と監督交代の可能性に理解を示すSNSユーザーも見られている。

 なおヴァンフォーレ甲府は今月19日に敵地でFC町田ゼルビアと対戦。23日の最終節ではいわてグルージャ盛岡をホームに迎え撃つ。吉田達磨監督の去就に注目が集まる中、連勝で今季を締めくくりたいところだ。