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中島翔哉の“15秒”を更新!仏1部でキックオフ9秒後に一発退場の珍事

中島翔哉 写真:Getty Images

 アンタルヤスポル所属の元日本代表MF中島翔哉(28)は17日、トルコ1部リーグ戦で途中出場からわずか15秒後に一発退場。トルコ国内のみならず世界から注目を浴びる中、18日に行われたリーグアン(フランス1部)の試合でキックオフからわずか9秒で退場者が出ている。

 中島翔哉は今月8日にポルトガル1部ポルトと契約解除で合意すると、アンタルヤスポルへ加入。11日にトルコ1部リーグでのデビューを飾っていた。17日のアダナ・デミルスポル戦では59分からピッチに立っていた。しかし途中出場からわずか15秒後、敵陣左サイドでパス交換に絡んでいた相手選手に対して遅れてスライディングタックル。当初はイエローの判定だったが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入しレッドカードが提示されている。

 この中島翔哉の退場劇が世界中で注目を浴びる中、18日開催のリーグアン(フランス1部)第8節・OGCニース対アンジェでも珍事が発生。OGCニース所属のDFジャン=クレール・トディボ(22)が前半キックオフから9秒後にペナルティエリア手前で裏のスペースを飛び出そうとした相手選手を倒すと、主審はすかさずトディボにレッドカードを提示したのだ。

 トディボはトゥールーズFCで頭角を現すと、2019年1月にバルセロナへ完全移籍。しかしバルセロナでは出場機会に恵まれず、昨年1月にOGCニースへ加入。今季はここまで公式戦ほぼ全試合で先発出場するなど、センターバックの主力選手として活躍していた。

 なお中島翔哉の退場劇では、スタンドにいた母親の姿もクローズアップされている。トルコメディア『Turkiye』は試合後に「スタンドにいた中島翔哉の母親や家族の悲しみがスクリーンに映し出された。この夜、SNSで最も話題になったのは、『ナカジマが母親を怒らせた!』というものだった」

 「息子の姿を見にきた中島一家は、衝撃を受けた。特に、スクリーンに映し出された中島の母親の姿は、SNSでも話題となった。途中出場からわずか15秒後のプレーでレッドカードを受けた息子に、母親は号泣していた」と伝えていた。