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元浦和ファブリシオ、中国移籍の舞台裏明らかに!Jリーグ勢のオファーは?

ファブリシオ 写真:Getty Images

 かつて鹿島アントラーズや浦和レッズでプレーしていたブラジル人FWファブリシオ(32)は先月、ポルティモネンセから中国2部・広西宝韻足球倶楽部へ完全移籍。ブラジルメディア『Torcedores』が12日、Jリーグ復帰が噂された中での中国移籍が成立した背景を伝えている。

 ファブリシオは昨年7月に浦和レッズを契約解除により退団して、ポルティモネンセと2024年6月までの3年契約を締結。しかし昨季は足首の負傷により開幕から出遅れると、リーグ戦でわずか12試合の先発出場に。今年1月以降は湘南ベルマーレから復帰したブラジル人FWウェリントン・ジュニオール(29)とのポジション争いでおくれをとると、わずか1ゴールでシーズンを終えていた。

 そんなファブリシオの去就については、Kリーグ1(韓国1部)のFCソウルやJリーグクラブ、それに中国クラブによる争奪戦が伝えられていた。また一時はFCソウルが争奪戦でリードしているとみられていたが、先月19日になって広西宝韻足球倶楽部への完全移籍が正式決定している。

 『Torcedores』の報道によると、広西宝韻足球倶楽部はポルティモネンセに対して移籍金20万ユーロ(約2900万円)で1度目のオファーを提示。しかしポルティモネンセが40万ユーロ(約6000万円)を要求すると、クラブ間交渉の末に移籍金40万ユーロで合意に達したという。

 また広西宝韻足球倶楽部は今回の取引でファブリシオの保有権100%を取得。同選手とは2025年6月までの期間で契約を結んだとのことだ。