Jリーグ 名古屋グランパス

名古屋の福岡戦先制ゴールが物議「永石拓海が脳震盪なのに…」主審に批判が

永石拓海 写真:Getty Images

 名古屋グランパスは3日、明治安田生命J1リーグ第28節・アビスパ福岡戦でDF森下龍矢(25)のゴールにより先制。ただゴール直前にアビスパ福岡所属のGK永石拓海(26)とDF宮大樹(26)が激突して倒れ込んだだけに、プレーを流した主審が批判を浴びている。

 この試合ではキックオフから50秒後、名古屋グランパス自陣左サイドからのロングフィードに対して、永石拓海がペナルティエリアを飛び出して弾き返そうとしたところ、相手選手と並走していた宮大樹と激突。両選手ともにピッチに倒れ込む。

 そしてボールはペナルティエリア左脇に転がると、名古屋グランパスのMF重廣卓也(27)が回収。ゴール前にクロスを入れると、一度シュートはポストに当たったが、跳ね返りを森下龍矢が押し込んだ。

 すると中村太主審はゴールを認めた上で、倒れ込んだ2選手のもとへ駆け寄り担架を要求。結局、永石拓海はプレー続行不可能となり、GK村上昌謙(30)との途中交代を余儀なくされている。

 Jリーグ公式ツイッターアカウントでは、森下龍矢のゴールシーンを投稿されている。ただ、アビスパ福岡サポーターやJリーグファンからは「審判プレー止めろよ」、「脳震盪だから試合止めるんじゃないの?」、「人命より試合優先かよ」、「審判が一発退場じゃないの?」と中村太主審に対する批判が多く寄せられている。

 なおこの一戦は前半21分、アビスパ福岡のブラジル人FWルキアン・アラウージョ(30)による非紳士的なプレーからMFジョルディ・クルークス(28)がゴールを決めたことでも話題に。このクルークスのゴールシーンを巡っても、主審の判断に疑問の声が上がっている。