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前田直輝がオランダ1部ユトレヒト残留へ!名古屋からのレンタル期間延長か

前田直輝 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・名古屋グランパスからエールディビジ(オランダ1部)のユトレヒトへレンタル移籍しているMF前田直輝(27)は、レンタル期間延長でユトレヒトに残留するようだ。26日、オランダ紙『AD』が伝えている。

 前田直輝は2018年7月から名古屋グランパスでプレーすると、今年1月に名古屋グランパスからユトレヒトへ今年6月までのレンタル移籍により加入。1月16日開催のエールディビジ第18節・アヤックス戦でデビューしたものの、相手選手からスライディングタックルを受けて左下腿を骨折。2021/22シーズン中に復帰することはなかった。

 また選手本人は負傷離脱直後に「ユトレヒトで最初の試合が最後の試合になってしまった」とクラブ公式サイトを通じてコメント。オランダメディア『VOETBAL』も2021/22シーズン終了後の名古屋グランパス復帰が既定路線と報じていた。

 しかしユトレヒトは先月18日、トレーニングウェアを身にまとう前田直輝の姿をクラブ公式ツイッターアカウントにアップ。「デビュー戦で重傷を負ったストライカーの前田直輝は、集中的なリハビリテーションを経て、FCユトレヒトでコンディションを維持している。日本人は今日からチームと一緒にトレーニングする」と同選手の復帰を公式発表していた。

 すると『AD』は、「ユトレヒトは、日本人の前田直輝と再びレンタルで契約しようとしている」と報道。「数ヶ月間リハビリやトレーニングを積んできた前田直輝に、クラブスタッフは満足している。彼はユトレヒトで良い印象を与えており、リハビリも完全に終了している」と同選手がユトレヒト残留に向かっている理由を説明した。

 なおJリーグの第2登録期間(移籍ウィンドウ)は今月12日に終了しているが、今月26日時点で名古屋グランパスから前田直輝に関する公式発表はない。エールディビジのデビュー戦で不運に見舞われた同選手だが、再びユトレヒトでプレーするチャンスを得ようとしている。