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岡崎慎司がSTVV加入間近に!林大地の負傷離脱で今日にも合意か

岡崎慎司 写真:Getty Images

 元日本代表FW岡崎慎司(36)は、今月8日からシント=トロイデンVV(STVV)の練習に参加。日本代表FW林大地(25)の負傷離脱もあり、今週なかばにも正式に契約を結ぶ可能性があるようだ。16日、ベルギー紙『Het Belang Van Limburg』が伝えている。

 岡崎慎司はかつてレスター・シティ在籍時にプレミアリーグ優勝を経験。2019年9月から2シーズンにわたりSDウエスカでプレーすると、昨年8月31日にスペイン2部カルタヘナへ加入。2021/22シーズンはリーグ戦で32試合に出場したものの、スタメンに名を連ねたのはわずか9試合に。2ゴール1アシストという結果を残せなかった。

 またスペイン紙『アス』は今年6月、岡崎慎司が2022/23シーズンの構想から外れていると報道。契約満了によるカルタヘナ退団が既定路線とみられているが、今もなお同選手の去就について公式発表していない。

 そんな岡崎慎司は、今月8日からSTVVのトレーニングに参加。ただ『Het Belang Van Limburg』はトレーニング参加前日に「契約もあるのかどうかは、また別の話だ。岡崎慎司がSTVVのベルント・ホラーバッハ監督に好印象を与えた場合のみ、話が可能となる。STVVは原大智の再獲得を強く望んでいるが、決定するのはレンタル元のデポルティーボ・アラベスである」と見解を述べていた。

 その中でホラーバッハ監督は14日のメディアインタビューで「攻撃面で何かが足りないのは、誰が見ても分かると思う。早く新戦力がやって来ることを祈るしかない」

 「トレーニングにおける岡崎慎司の動きがとても素晴らしい。私は彼に驚いている。(岡崎慎司に関して)経営陣は私の意見を把握している。彼を獲得するかどうかは彼ら次第だ」と、岡崎慎司獲得の可能性があることを示唆していた。

 STVVは昨季限りで退団したFW原大智(23)の穴を埋められておらず、今季ここまで4試合で2ゴールと攻撃陣のクオリティ不足を露呈している。

 さらに今月14日のジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第4節・アンデルレヒト戦では、林大地が負傷退場。現地メディアの報道によると、林大地は左足首の靭帯を痛めたことにより松葉杖をついており、数週間の戦線離脱が見込まれるという。

 すると『Het Belang Van Limburg』は「STVVで1週間トレーニングを積んでいる岡崎慎司は、正式契約へ近づいている。前線の必要性と林大地の負傷を踏まえると、(クラブ幹部の)決断は急務だ。水曜日(今月17日)に選手とクラブが合意に達する可能性は十分にある」とリポート。原大智の退団にくわえて、絶対的ストライカーである林大地の離脱が、岡崎慎司のSTVV加入を決定づける要素になると見解を述べた。

 なおSTVVはアンデルレヒト戦で0-3と敗北。ここまで3分1敗と開幕スタートダッシュに失敗している。20日に第5節・オーステンデ戦を控える中、STVV幹部が岡崎慎司の緊急獲得に踏み切るか注目が集まる。