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三笘薫に注文も…ブライトン地元メディアが期待感「派手ではないが…」

三笘薫 写真:Getty Images

 ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC所属の日本代表MF三笘薫(25)は23日、イングランド2部レディングとの練習試合で途中出場。ドリブル突破で存在感を見せただけに、現地での注目度を高めているようだ。

 三笘薫は昨年8月、イギリス国内でプレーするために必要な労働許可証が発行されず、ブライトンからロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)へレンタル移籍。ユニオンSGで結果を残すと、今月7日になってブライトン復帰が決まっていた。

 同選手はブライトンのプレシーズントレーニングに合流すると、17日の練習試合・エストリル戦で新天地デビューを飾り、復帰初ゴールをマーク。レディング戦でも後半途中からピッチに立つと、左サイドからのドリブル突破でペナルティエリアに侵入。攻撃面で見せ場を作っていた。

 ブライトンの専門サイト『We are Brighton』は「レディング戦から我々の学んだ6つのこと」という見出しをうち、レディング戦を回顧。その中で「三苫薫はエキサイティングな新戦力だ。2022/23シーズンに向けてのエキサイティングな若手選手獲得ということでは、フリオ・エンシソがほとんどの見出しを飾っている」

 「しかし、ミトマも注目に値する選手だ。エンシソほど派手ではないかもしれないが、グラハム・ポッター監督のもとでブライトンに欠けているとしばしば非難されてきたテクニックとスピードを兼ね備えている。プレミアリーグで印象を残すことができそうだ」と綴るなど、同選手に期待を寄せている。

 ただ一方で「三笘薫はエストリルやレディングよりも良い相手と対戦し、自分の力を証明する必要がある。ただ、彼がチームをUEFAチャンピオンズリーグ出場に導くとはまだ思わないでほしい」と言及。今後さらなるアピールが必要と見解を示した。

 なおブライトンは、26日にプレミアリーグ所属ブレントフォードと対戦するほか、30日にはラ・リーガのエスパニョールとの練習試合を予定している。来月7日にプレミアリーグ開幕節・マンチェスター・ユナイテッド戦を控える中、三笘薫のパフォーマンスに注目が集まる。