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柏vs神戸の担当主審が誹謗中傷被害に…ウィキペディアに荒らし行為も

佐藤隆治氏 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ第17節・柏レイソル対ヴィッセル神戸の主審を務めた佐藤隆治氏(45)が、SNSで誹謗中傷に遭ったほか、ウィキペディアでも悪質な書き込みが見られている。

 この一戦では1-1で迎えた前半41分、ヴィッセル神戸のDF菊池流帆(25)がペナルティエリア付近でセカンドボールを拾おうとしたところ、柏レイソルのMF戸嶋祥郎(26)が交錯。佐藤隆治主審は笛を吹き柏レイソルにフリーキックを与えていた。

 しかし、この直後にVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入。主審はピッチ脇のモニターでファウルのシーンを確認すると、ペナルティエリア内でファウルがあったとしてPKに変更。ヴィッセル神戸の選手たちは一斉に主審に抗議すると、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(38)とDF上島拓巳(25)による小競り合いも起こるなど、物々しい雰囲気となっていた。

 また、ヴィッセル神戸はこのPKからブラジル人MFマテウス・サヴィオ(25)にゴールを決められると、65分にも失点。日本代表FW大迫勇也(32)を投入するなど逆転を目指したが、1-3で敗れている。

 すると試合終了直後、佐藤隆治氏に対して「クソ審判」、「レベル低すぎ」、「佐藤隆治ゴミ」といったSNS投稿が多発。くわえて同氏のウィキペディアでは「佐藤 隆治(さとう りゅうじ、1977年4月16日 – 2022年7月18日)は、愛知県一宮市出身のサッカー迷審判員。プロフェッショナル誤審判、VARおよびAVAR担当審判員だけどVARの使い方分かりません。柏レイソル所属2009年より国際審判員に登録される。知多郡阿久比町在住。柏レイソル所属。柏サポーター。柏人」と何者かによって悪質な書き換えが行われていた。

 なお、ヴィッセル神戸の三木谷浩史代表取締役会長は、PKからの失点直後に「あれがファール。。。」、「いくらなんでも酷すぎると思う」と立て続けにツイート。試合後には「正式にJ Leagueに抗議文を提出します。VAR を見て、どうしてこの判断になるのか、意味が不明だ」と投稿するなど、佐藤隆治主審の判定に対する怒りをあらわにしている。