プリメイラリーガ(ポルトガル1部)のジル・ヴィテンセは、東京ヴェルディから元U20日本代表MF藤本寛也(22)を買い取りオプション行使により完全獲得することがほぼ確実となったようだ。13日、ポルトガル紙『O JOGO』が伝えている。
藤本寛也は2020年8月に東京ヴェルディからジル・ヴィセンテへレンタル移籍。海外挑戦1年目の2020/21シーズンに多くの出場機会を得ると、1年間のレンタル期間延長によりジル・ヴィセンテに残留。2021/21シーズンはリーグ戦ほぼ全試合に先発出場すると、クラブも歴代最高成績タイの5位でシーズンを終了。2022/23シーズンのUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)予選の出場権を獲得していた。
そんな藤本寛也の去就については今月末でレンタル期間が満了となる中、ポルトガル国外クラブからの関心が伝えられていた。ただ、ジル・ヴィテンセ幹部は同選手を必要不可欠な戦力として高く評価。買い取りオプション行使にむけて東京ヴェルディと交渉するとみられていた。
すると『O JOGO』は「ジル・ヴィテンセはフジモトをチームに留めることで、東京ヴェルディと合意に達した」と報道。「契約の詳細はまだ明らかになっていない」としつつも、近日中にも同選手の完全獲得を公式発表すると見解を示している。
また、買い取りオプションの金額については明らかになっていないものの、昨年12月にポルトガル紙『A BOLA』が「クラブ史上最高額」と伝えていた。
なお、ドイツの移籍情報サイト『トランスファー・マルクト』によると、ジル・ヴィセンテはこれまで大半の選手をフリーで獲得。2004年夏にベンフィカからMFエドニルソンを獲得しているが、この時のレンタル料10万ユーロ(約1300万円)がクラブ歴代最高額となっている。
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