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板倉滉、セルティック移籍説が再燃「シャルケが買取OP行使しても…」

板倉滉 写真:Getty Images

 シャルケはマンチェスター・シティから日本代表DF板倉滉(25)の完全獲得を目指している。ただ、セルティックが再び同選手の獲得に向かう可能性があるようだ。17日、セルティックの専門サイト『67 HAIL HAIL』が伝えている。

 板倉滉は昨年8月にマンチェスター・シティからシャルケへ1年レンタルにより加入。ドイツ2部リーグでほぼ全試合に先発出場すると、守備陣の中心選手としてシャルケのドイツ2部優勝やブンデスリーガ昇格に大きく貢献した。

 同選手は今年6月にシャルケへのレンタル期間が満了となるが、マンチェスター・シティとシャルケの取引では500万ユーロ(約6億8000万円)から600万ユーロ(約8億2000万円)の買い取りオプションが設定されているほか、買い取りオプションの行使期限が6月16日であると伝えられている。

 また、英メディア『90min』のドイツ版は今月11日、シャルケが板倉滉の完全獲得を優先してセンターバックの主力選手であるDFマリック・チャウ(20)を移籍金1000万ユーロ(約13億7000万円)以上で売却する方針であると報じていた。

 しかし、『90min』は今月17日になって「シャルケは間違いなくイタクラを引き留めたいようだ。しかし、プロジェクト実現は難しいことが判明した。500万〜600万ユーロという高額な購入オプションは、シャルケにとって大きな投資だ。早めに回収しなければならないお金だが、クラブは。これ以上借金を背負い込むことはないだろう」と伝えている。

 そして『67 HAIL HAIL』は「板倉滉のセルティック移籍が再び選択肢になる可能性がある」と見出しをうち、「2022年にセルティックが興味を示しているという報道は、はっきり言ってない。しかし、もし我々がセンターバックにもう一人加えるのであれば、もう一度検討するのが筋だろう。特に、12カ月も前に我々が熱心に獲得した選手であればなおさらだ」と説明。昨季終了後にシャルケと板倉滉の争奪戦を繰り広げていたことに触れている。

 つづけて「シャルケの買い取りオプションは、センターバックが彼らの所有物になることを意味しない。UEFAチャンピオンズリーグの出場権を獲得しているため、コスト面でも選手の興味を引く上でも心配はいらないだろう」と、シャルケが買い取りオプションを行使した場合でも獲得に向かう可能性があると主張している。

 セルティックには日本代表FW古橋亨梧(27)、FW前田大然(24)、MF旗手怜央(24)、MF井手口陽介(25)と日本人選手が4名在籍している。すでに前田大然の今夏残留が確実と伝えられる中、セルティックが再び板倉滉の獲得に乗り出すことはあるのだろうか。