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W杯出場決定の裏で…フジテレビと東京タワーのライトアップに「節電・地上波放送は?」

東京タワー 写真:Getty Images

 日本代表は24日、FIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選でオーストラリア相手に2-0と勝利。見事W杯本大会出場を決めた。東京タワーとフジテレビではこの大一番にあわせてサムライブルー仕様のライトアップが実施されたが、一部から批判の声が上がっている。

 W杯本大会出場への機運を高める目的のもと、東京タワーでは日没から24時まで青と白のサムライブルー色にライトアップされている。また、東京・お台場にあるフジテレビの本社ビルでも同様のライトアップが行われており、日本サッカー協会(JFA)の公式ツイッターアカウントでその様子が紹介されている。

 ただ今月16日に福島県沖で発生した地震により、一部の火力発電所で稼働停止。東京電力管内では電力需要が逼迫し、今週はじめに節電要請が出されていた。そのため、今回のライトアップ実施に対しては一部のSNSユーザーから「節電した方が…」、「節電は?」というコメントが寄せられている。

 また、今回のオーストラリア戦ではW杯本大会出場がかかった大一番であるにもかかわらず、スポーツライブ配信サービス『DAZN』での中継のみであり、地上波放送がなかった。そのこともあり、フジテレビでのライトアップに対して「放送しないのに…」、「それなら中継してよ…」という声が上がっている。

 なお、日本代表は29日に埼玉スタジアム2002にベトナム代表を迎え撃つ。カタールW杯本大会出場を決めたことにより消化試合となったが、テレビ中継のあるベトナム戦で選手たちがどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか注目したいところだ。