RCDマヨルカに所属する日本代表MF久保建英(20)は、ウェールズ代表FWガレス・ベイル(32)の後釜として来季からレアル・マドリードでプレーするかもしれない。12日、レアル・マドリードの専門サイト『デフェンサ・セントラル』が伝えている。
久保建英は昨年の東京五輪男子サッカー競技終了後、レアル・マドリードからRCDマヨルカへ1年レンタルにより再加入。昨年9月22日のラ・リーガ第6節・レアル・マドリード戦でヒザを負傷して戦列を離れていたが、11月末に復帰すると、昨年12月4日の第16節・アトレティコ・マドリード戦では値千金の決勝ゴールをマーク。1月2日開催の第19節・バルセロナ戦ではベンチ外となったが、以降はリーグ戦全8試合でスタメン出場している。
そんな久保建英の去就については、『デフェンサ・セントラル』が以前から来季以降も他クラブへのレンタル移籍が濃厚という見解を披露。カルロ・アンチェロッティ監督続投の場合には出場機会限定が予想されることもあり、クラブ側がスペイン国外クラブへのレンタル移籍も選択肢に含めているという見解を示していた。
マヨルカは今月14日にレアル・マドリードとの直接対決を控えている。その中、『デフェンサ・セントラル』が新たに伝えたところによると、クラブ幹部は選手サイドとコンスタントに連絡を取り合っているとのこと。近日中にも久保建英の去就について話し合いを行うものとみられるが、クラブ側は右サイドを主戦場としている同選手をベイルの後釜として来季の構想に含めているという。
また、以前から指摘されていたEU圏外の外国籍選手枠に関する問題については、ブラジル代表FWビニシウス・ジュニオール(21)がスペイン国籍を取得する見込みが立っている模様。これでブラジル代表DFエデル・ミリトン(23)、FWロドリゴ(20)の2人になることから、久保建英の復帰は可能という見方が広まっている。
なお、今季終了後に契約満了を迎えるベイルに関しては、イギリスが今年1月1日にEU(欧州連合)を脱退したものの、現行契約が終了するまではEU圏内枠として扱われる。また、レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督は先月中旬の記者会見でベイルの今夏退団が既定路線であることを認めている。
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