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橋本拳人が復帰即スタメン!ロシア1部ロストフのホームゲーム通常開催も…

橋本拳人 写真:Getty Images

 かつて明治安田生命J1リーグのFC東京に在籍していた日本代表MF橋本拳人(28)は、ロシア・プレミアリーグ(ロシア1部)のロストフ退団が噂される中、今月7日開催のリーグ戦で復帰した。

 同選手は2020年7月にFC東京からロストフへ完全移籍。海外挑戦1年目の2020/21シーズンは6ゴールをあげたものの、ひざの負傷によりリーグ戦で14試合の先発出場にとどまっていた。そして今季は開幕からリーグ戦7試合つづけてスタメン出場していたものの、昨年9月中旬に筋肉系トラブルにより戦線離脱。1カ月後に復帰したものの再離脱により昨年11月以降は公式戦全試合でメンバー外となっていた。

 また、ロシアは先月24日にウクライナに対する軍事侵攻を開始。ウクライナとの国境からロストフ市街までおよそ100kmしか離れていないこともあり、日本国内のサッカーファンから橋本拳人を心配する声が上がる中、本人はインスタグラムで「色々とニュースで出てると思いますが、僕も何が起きてるか詳しくは把握出来てません。身の危険は感じていませんし、生活も特に変わらず、練習も普通に行われてます。試合は3日後に行われる予定でしたが、空港が閉鎖されたため不透明という感じです。正直この先何が起きるか少し怖いですが、僕は何も出来ないので試合に向け準備するだけです」と現状を報告していた。

 ロシア当局はロストフにあるプラトフ国際空港などウクライナ国境付近に位置する複数の空港を一時的に閉鎖。これにより、先月26日開催予定だったロシア・プレミアリーグ(ロシア1部)第19節・ロストフ対クリリヤが延期となっていた。

 しかし、第20節・ロストフ対PFCソチはロストフ・アリーナ予定通り7日にキックオフ。昨年12月の冬季中断期間までに数試合を欠場していた橋本拳人はスタメンに復帰。83分までプレーしたが、チームは後半アディショナルタイムに失点して0-1と敗れている。

 なお国際サッカー連盟(FIFA)は7日、ロシア国内でプレーする外国籍選手に対して今月10日より無条件での現行契約破棄、フリーでの他クラブ移籍を認める措置を講じたと公式発表している。また、ロシアメディア『DONDAY』は橋本拳人をはじめ外国籍選手数名に今季途中で退団する可能性があると報じている。