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元横浜FMダビド・バブンスキーとの“兄弟コンビ解消”示唆!弟ドリアン「サッカーの世界では…」

ドリアン・バブンスキー 写真:Getty Images

 かつてFC町田ゼルビアや鹿児島ユナイテッドFCでプレーしていたFWドリアン・バブンスキー(25)は、横浜F・マリノスや大宮アルディージャに在籍していた兄のMFダビド・バブンスキー(27)とチームメイトになった時の心境や自身の去就について語った。26日、ブルガリアメディア『NOV SPORT』が伝えている。

 レアル・マドリードの下部組織出身であるドリアン・バブンスキーは、スペイン3部のCFフエンラブラダやスロベニア1部のNKオリンピア・リュブリャナなど複数クラブをへて、2017年8月から2020年12月まで鹿児島ユナイテッドやFC町田ゼルビアでプレーしていた。

 そしてFC町田ゼルビア退団後はブルガリア1部のPOFKボテフ・ヴラツァに在籍していたが、今年1月17日にハンガリー1部のデブレツェニと2024年6月までの2年半契約を締結。人生で初めて兄ダビドとチームメイトになり、現地や日本国内で話題を呼んでいた。

 そんな弟ドリアンは今月13日開催の第20節・メゼーケヴェシュド・ジョーリSE戦で初めて兄ダビドとともにスタメン出場。そして19日の第21節・プスカシュ・アカデーミア戦でも兄弟揃って先発出場すると、ドリアンは2ゴールをあげる活躍でチームを勝利に導いている。

 ドリアンは『NOV SPORT』のインタビューで「兄と一緒のチームでプレーしていることを自慢できる選手は、世界でもほとんどいないのでは」と質問されると「その通りだ。兄と同じチームでプレーできるのはうれしいし、最高の気分だよ。僕にとって夢のような話だね」と語っている。

 ただドリアンの去就については、ブルガリア1部のCSKAソフィアがドリアン・バブンスキーの今夏獲得で基本合意に達したとブルガリアメディア『TOP SPORT』が報道。わずか半年で兄ダビドと別れる可能性がささやかれている。

 このデブレツェニ退団の噂に対して本人は「多くの人が(CSKAソフィアに移籍すると)言っているみたいだけど、(噂が本当かどうか)僕は本当に知らないよ。CSKAは伝統のあるクラブだしサポーターがたくさんいる。クラブは高い目標を持っているけど、今の僕はデブレツェニの選手だ」とコメント。

 その一方でブルガリア復帰の可能性を聞かれると「なぜ戻らないんだ?ブルガリアに友達を残してきているし、この国のことを気に入っているよ。フットボールはダイナミックなスポーツだし、この世界では物事が素早く頻繁に変化する」とわずか半年でデブレツェニを離れる可能性を示唆した。