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横浜FMコーチ、日本サッカーへの本音ポロリ「ポステコグルーの選手たちを見ると…」

アンジェ・ポステコグルー 写真:Getty Images

 アンジェ・ポステコグルー監督率いるセルティックは、明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスでプレーしていた日本代表FW前田大然(24)など4名の日本人選手を獲得している。その中、横浜F・マリノスのヘッドコーチであるショーン・オントン氏が日本人選手のレベルの高さについて語った。8日、オーストラリアメディア『KEEP UP』が伝えている。

 セルティックは2020/21シーズンにリーグ優勝を逃すと、昨年6月に当時横浜F・マリノスを率いていたポステコグルー監督を招へい。7月にはヴィッセル神戸から日本代表FW古橋亨梧(27)を獲得すると、古橋亨梧やポルトガル人FWジョタ(22)の活躍もあり、昨年10月以降はスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)で無敗を維持している。

 また、セルティックは昨年12月31日に日本代表FW旗手怜央(24)、元日本代表MF井手口陽介(25)、前田大然の獲得を発表。3選手は先月17日開催のスコティッシュ・プレミアシップ第21節・ハイバーニアン戦でデビューすると、前田大然が移籍後初ゴールをマークしたほか、旗手怜央はマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出されている。くわえて旗手怜央は今月2日のダービーマッチで2ゴール1アシストをマークし、チームの勝利に大きく貢献している。

 日本人選手がセルティックで早速結果を残す中、現在34歳のオントン氏は『KEEP UP』のインタビューに対応。同氏は日本人選手に対する印象を問われると「日本の選手のレベルは別格。多くのチームを見てもわかると思う」と切り出す。

 そして「以前私はインドで仕事をしていたが、インドでは勝利するために外国人選手にかなり依存していたし、そんな外国人選手がチームを中心を担っていた。Jリーグの試合でも外国人選手がベンチに入っていることが多い。ただ、クオリティを高めるという点で彼らにはあまり依然していない。もちろん、ここには優秀な外国人もいる。だが、すべてが外国人に依存しているわけではないんだ」

 「日本人選手については、これ以上ないほど高く評価している。彼らはテクニックが優れているし、仕事に対する姿勢も素晴らしい。侍のメンタリティーもある。彼らはもっと(練習を)やりたいと望んでいるので、どのようにして止めるのかつねに考えている。もし許可したら彼らは1日中やり続けるだろう」

 「アンジェのもとへ行った選手たちを見ていると、正直なところ、もっと上のレベルに行ける選手がたくさんいるんだ」とコメント。日本人選手のサッカーに対する取り組み方を称賛するとともに、海外クラブで通用する選手が多いという見解を示している。