かつて明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスでプレーしていたオーストラリア代表DFミロシュ・デゲネク(27)は、メジャーリーグサッカー(MLS)のコロンバス・クルーへの移籍がほぼ確実となったようだ。20日、アメリカ・オハイオ州コロンバスの地元紙『コロンバス・ディスパッチ』が報じた。
同選手はブンデスリーガのVfBシュツットガルトや1860ミュンヘンをへて、2017年に横浜F・マリノスへ加入。横浜F・マリノスではセンターバックのレギュラーに定着していたが、2018年7月にレッドスター・ベオグラードへ完全移籍。2019年1月にサウジアラビア1部のアル・ヒラルに加入したものの、わずか半年でレッドスター・ベオグラードに復帰していた。
そんなデゲネクは、復帰1年目の2019/20シーズンにリーグ戦30試合中20試合で先発出場したほか、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではグループステージ全6試合でフル出場。昨季もセンターバックの主力として活躍していたが、今季はここまでリーグ戦21試合中わずか5試合の先発出場にとどまり、今月10日にレッドスター・ベオグラードと契約解除を行うことで合意に達していた。
デゲネクの去就については、セルビアメディア『KURIR』が今月9日、かつてガンバ大阪でプレーしていたFW中村敬斗(21)を擁するオーストリア1部のLASKリンツが獲得にむけて選手サイドとの交渉に当たっていると報道。
また、サウジアラビアメディア『so3ody』は11日、かつてFC東京でプレーしていた元韓国代表DFチャン・ヒョンス(30)の後釜として、サウジアラビア1部の強豪アル・ヒラルがデゲネクの再獲得に向かっている可能性を伝えていた。
この2クラブにくわえて、過去にミランやローマなどを率いていたビンチェンツォ・モンテッラが指揮官を務めるスュペル・リグ(トルコ1部)のアダナ・デミルスポル、それに現在ラ・リーガ(スペイン1部)で最下位に沈んでいるレバンテも移籍先候補に挙がっていた。
しかし、『コロンバス・ディスパッチ』の報道によると、コロンバス・クルーが選手サイドと複数年契約締結で合意に達したとのこと。また、デゲネク本人は20日にインスタグラムのストーリー機能で飛行機に乗り込む自身の姿をアップしたことから、今週末にも現地入りするものとみられる。
複数クラブからの関心が伝えられていたデゲネクだが、27歳にして欧州ではなくMLSを新天地に選んだ理由が気になるところだ。
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