Jリーグクラブがブラジル人長身MF獲得へオファー！問題行動で今秋レンタル打ち切り

　カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA（ブラジル1部）のコリンチャンスに所属するブラジル人MFヒシャルジ（27）に、Jリーグクラブがオファーを提示したようだ。4日、ブラジルメディア『グローボ』が伝えている。

　身長193cmをほこるヒシャルジは、2019年1月にフルミネンセからコリンチャンスへ完全移籍。その後、ヴァスコ・ダ・ガマへのレンタルをへて、昨年7月にアトレチコ・パラナエンセへレンタル移籍。昨季はリーグ戦で21試合に先発出場すると、今季も中盤の主力としてリーグ戦で18試合に先発出場すると、コパ・スダメリカーナ（UEFAヨーロッパリーグの南米版）でも13試合中11試合でスタメンに抜てきされていた。

　しかし、同選手は10月17日開催の第27節・フルミネンセ戦に出場した際、ハーフタイムでの交代を要求。監督の指示を無視してスタジアムを後にしたことから、アトレチコ・パラナエンセ首脳陣は2日後にレンタルによる契約の打ち切りを決めていた。

　そんなヒシャルジは現在、コリンチャンスで個別トレーニングに行っている模様。また、両者の契約は来年12月に満了を迎えるが、コリンチャンスは同選手を来季の構想に含めておらず、年俸と同額で再びレンタル放出することも視野に入れているという。

　その中、ブラジルメディア『Gazeta Esportiva』は今月2日、ブラジル1部のサントスがヒシャルジの獲得に興味を示していると報道。そして『グローボ』は日本のクラブとブラジル国内クラブが同選手の獲得オファーを提示したと伝えている。

　アトレチコ・パラナエンセで問題行動を起こしたこともあり、コリンチャンスで居場所がない中、ヒシャルジを巡る争奪戦がどのような結末を迎えるのか注目が集まる。