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C大阪の再オファーあるか!?今夏獲得失敗と噂のブラジル人MFが退団確実に

セレッソ大阪のサポーター 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪が獲得を狙ったと噂されている元ブラジルU17代表MFアンドレイ(23)は、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のヴァスコ・ダ・ガマを今季限りで退団することがほぼ確実となったようだ。13日、ブラジルメディア『グローボ』が伝えている。

 アンドレイは2004年に6歳でヴァスコ・ダ・ガマの下部組織に入団すると、2015年にブラジルU-17代表の一員としてFIFAワールドカップU-17に出場。2016年にトップチームへ昇格し、プロ3年目の2018シーズンにカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)で27試合に出場して4ゴールをあげるなどブレイクを果たす。

 そして、昨季終了後にはクラブがセリエB(ブラジル2部)に降格したものの残留。今季は中盤センターの主力としてここまでリーグ戦20試合でスタメンに抜てきされており、今月11日開催の第35節・ECヴィトーリア戦でもフル出場していた。

 そんなアンドレイの去就を巡っては、今年6月にセレッソ大阪とトルコ国内クラブがオファーを提示したとブラジルメディア報道。くわえて、ブラジル1部のサントスやレッドブル・ブラガンチーノも関心を寄せるなど、争奪戦の可能性が伝えられていたが、アンドレイ本人が8月上旬に自身のSNSアカウントを通じてヴァスコ・ダ・ガマ残留の意思を明らかにしていた。

 また、同選手はヴァスコ・ダ・ガマとの契約が今年12月末に満了を迎える中、SCインテルナシオナルをはじめブラジル1部クラブの複数クラブからの関心が伝えられていた。

 その中、『グローボ』の報道によると、アンドレイ本人は17年間過ごしてきたヴァスコ・ダ・ガマに対する特別な思いを抱えている一方、ブラジル1部や欧州でプレーするチャンスがある現状を踏まえた上で退団の決意を固めたという。

 本人が今冬移籍を決断したことにより、アンドレイを巡る争奪戦が激しくなることが予想される。ブラジル国内のみならず欧州からの関心もある中、果たしてセレッソ大阪が再び同選手の獲得に向かうことはあるのだろうか。