Jリーグ

東京五輪メキシコ代表監督が注目発言!J1クラブがオファーと噂も「偉大なクラブで…」

ハイメ・ロサノ 写真提供: Gettyimages

 東京五輪男子サッカー競技でU24メキシコ代表に銅メダルをもたらしたハイメ・ロサノ氏は、J1リーグクラブを率いるのではと噂されている。しかし、同氏は母国で監督業を続ける可能性を示唆した。12日、メキシコメディア『TVアステカ』が伝えている。

 ロサノ氏は2013年に現役を退くと、リーガMX(メキシコ1部)に所属するウニベルシダ・ナシオナル(UNAMプーマス)の下部組織で2014年からアシスタントコーチを務めたほか、2017年2月から同年10月までケレタロのトップチームを率いていた。そして、2019年1月にメキシコU24代表監督に就任すると、東京五輪男子サッカー競技に出場。3位決定戦で森保一監督率いる日本代表に勝利し、銅メダルを獲得したが、大会終了後に代表監督退任が正式決定。現在はフリーの身となっている。

 そんなロサノ氏の去就を巡っては、J1リーグのクラブからオファーが届いているほか、リーガMX(メキシコ1部)のCDグアダラハラも招へいに興味を示していると先月下旬にメキシコメディアが報道。くわえて、同氏がCDグアダラハラに対して年俸88万ドル(約1億円)を求めていると伝えられている。

 その中、ロサノ氏本人は『TVアステカ』の取材に対して「チーバス(CDグアダラハラの愛称)の監督になりたくない人はいないはずだ。偉大なクラブであり、いい選手がいる。純粋なメキシコ人がいるという点でもとても気に入っている。偉大なクラブで指揮したいと思っているし、チーバスはそのうちのひとつのクラブだ」とコメント。メキシコの名門クラブでの指揮を望んでいることを明かした。

 そのCDグアダラハラは、今年8月からマルセロ・ミシェル・リーニョが暫定的に指揮を執っている。また、新監督の候補には以前からロサノ氏をはじめ複数名があがっていたが、クラブ首脳陣は今月はじめにリーニョ暫定監督続投の方針を固めたとスペイン紙『アス』のメキシコ版が伝えていた。

 なお、ロサノ氏に対してオファーを提示したJ1リーグのクラブ名は、現時点でもメキシコ国内で報じられていない。Jリーグ2021シーズンも終盤に差し掛かり、複数クラブで監督交代が噂される中、東京五輪で結果を残した名将の動向も気になるところだ。