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「ここ1カ月間は…」C大阪タガートが状態面に自信!Jリーグ移籍で感じたことは…

フラム在籍時のアダム・タガート(写真左) 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪に所属するオーストラリア代表FWアダム・タガート(28)は、昨季までKリーグ(韓国1部)の水原三星でプレーしていた。そんなタガートは、Jリーグでの1年目を過ごす中での自身の現在地について語った。20日、オーストラリア代表公式サイトが伝えている。

 タガートは2014年にブラジルW杯に出場した実績を持つ中、2019年2月にブリスベン・ロアーから水原三星へ加入。移籍1年目は20ゴールをマークし、Kリーグ得点王の個人タイトルを獲得。昨季は公式戦25試合に出場し10ゴールをあげていた。そして今年にはセレッソ大阪への完全移籍を果たし、4月中旬からチームに合流。合流当初からしばらくは元日本代表FW大久保嘉人(39)がレギュラーに定着していたほか、FW加藤陸次樹(24)の台頭もあり出場機会を得られなかったものの、先月9日に行われたJ1リーグ第23節・ベガルタ仙台戦からリーグ戦5試合連続で先発出場するなど徐々に出番を増やしている。

 同選手はJリーグクラブへの移籍について「(Kリーグから)Jリーグへの挑戦は確実にステップアップだね。ひとりの選手としてさらなる成長を後押ししてくれているよ。僕のまわりには素晴らしい選手たちがいるし、彼らとともに高いレベルのトレーニングをいつもこなしている。セレッソ大阪でのトレーニングにおかげで、サッカルーズ(オーストラリア代表の愛称)の合宿に完璧な状態で向かえているね」とコメントを残している。

 また、これまで出場機会が少なかった理由を聞かれると「コロナ禍ということもあり、6か月にもわたって自宅で過ごさなければいけなかった。それに何度か負傷したから状態が万全になるまで時間がかかったね。ここ1カ月間は動きにキレが戻っているように感じている。最高のコンディションのもとでさらに多くの出場機会を得たいし、今まで以上にJリーグのレベルに慣れたいね」とコメント。シーズン終盤にむけての意気込みを語った。

 なお、タガートは今月18日に行われたJ1リーグ第29節・浦和レッズ戦で後半途中からピッチに立っている。来月にはYBCルヴァンカップ・プライムステージ準決勝を控えるなど、タイトル獲得の可能性が残されているだけに、重要な試合でチームを勝利に導くパフォーマンスを発揮したいところだ。