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「中島翔哉はテレビで…」川崎修平、G大阪からポルティモネンセ移籍の理由語る

ガンバ大阪のサポーター 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのガンバ大阪でプレーしていたFW川崎修平(20)は、先月末にプリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)のポルティモネンセへ完全移籍が正式決定していた。同選手は10日に行われたポルティモネンセ加入記者会見で、移籍決断の理由などについて語った。ポルトガル紙『O JOGO』など複数メディアが伝えている。

 川崎修平はガンバ大阪の下部組織で頭角を現すと、2019年に2種登録選手。そして昨年にトップチーム昇格を果たすと、昨季はJ1リーグで15試合に出場したほか、U-23チームの一員としてJ3リーグで18試合に出場。しかし、今季は開幕戦・ヴィッセル神戸戦で先発出場して以降、J1リーグでは2試合の途中出場にとどまるなど、出場機会に恵まれていなかった。

 しかし、ポルティモネンセはアトレティコ・マドリードやウクライナの強豪シャフタール・ドネツク、そしてUAEアラブ首長国連邦のアル・アインが関心を寄せる中、同選手と2026年6月までの5年契約を締結。また、今回の契約に4000万ユーロ(約52億円)による契約解除条項が盛り込まれたことが、Jリーグファンの間で反響を呼んでいた。

 川崎修平はポルティモネンセ加入の理由について質問を受けると「ここに来た理由にひとつとして、日本人選手が在籍していることがあります。中島(翔哉)選手はテレビで見慣れていました。そのような選手たちと一緒にプレーすることは大きな挑戦です。彼らから多くのことを学んで、チームを助けるために全力を尽くしたいです」と語っている。

 また、ポルティモネンセの会長は「彼はとても良い特徴を兼ね備えている。スピードもあり、ウイングや中盤でもプレーできる。そんな彼のことを我々は1シーズンにわたり追っていた」と同選手のクオリティに以前から注目していたことを明かした。

 ポルティモネンセは昨季までセンターフォワードのポジションでレギュラーに定着していたポルトガル人FWベト(23)を、今夏の移籍市場最終日にウディネーゼへ買い取り義務付きのレンタル移籍により放出している。

 そのベトにかわってセンターフォワードでプレーする選手の候補として、ポルトガル紙『A BOLA』は浦和レッズに在籍した過去をもつブラジル人FWファブリシオ(31)のほかに、ブラジル人FWレナト・ジュニオール(19)、コロンビア人FWウィリントン・アポンザ(21)、川崎修平の若手3選手の名前もあげている。