リーグ・アン パリ・サンジェルマン

PSG、東京五輪金メダリスト獲得検討か!ムバッペに依然として今夏退団の噂が…

リシャルリソン 写真提供:Gettyimages

 パリ・サンジェルマン(PSG)はフランス代表FWキリアン・ムバッペに依然として今夏退団の可能性がある。その中、ムバッペの後釜として、ブラジル代表の一員として東京五輪男子サッカー競技で金メダルを獲得し、エバートンに所属するFWリシャルリソンをリストアップしているようだ。23日、フランスメディア『RMC』が報じている。

 ムバッペは2017年夏にモナコからPSGへ加入。ブラジル代表FWネイマールやアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディ、イタリア代表FWモイーズ・キーンらとともに強力な攻撃陣を形成し、昨季は公式戦47試合に出場し42ゴール11アシストをマーク。また、2018年にはフランス代表の一員としてFIFAワールドカップ・ロシア大会で好パフォーマンスを発揮し優勝に大きく貢献。EURO2020の舞台にも立っていたが、先月28日に行われた決勝トーナメント1回戦・スイス戦でPK戦の末に敗れていた。

 ムバッペはPSGとの契約を来年6月まで残している。両者は契約延長にむけて複数回にわたり交渉を行ってきたが、選手サイドは今月はじめに6年契約のオファーを拒否。くわえて、今月16日にはムバッペ本人がナセル・アル・ケライフィPSG会長との会談を要求。その中、同選手が周囲からの説得をうけて残留を決断したという報道が飛び交う一報、マンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリードが獲得を狙っていると伝えられていた。

 その中、PSGはムバッペの退団に備えてリシャルリソンの獲得を検討している模様。現在24歳のリシャルリソンは2018年夏にワトフォードからエバートンへ完全移籍。加入1年目から攻撃陣の主力に定着すると、昨季はプレミアリーグで33試合に先発出場して7ゴールをマーク。また、今夏にU24ブラジル代表の一員として臨んだ東京五輪では、決勝・スペイン戦までの6試合すべてで先発出場して5ゴールをあげるなど、金メダル獲得に大きく貢献。今季もここまでのリーグ戦2試合いずれも先発メンバーに名を連ねている。

 リシャルリソンはエバートンとの契約を2024年6月まで残している。その中、同選手の去就を巡っては、昨季までエバートンを率いていたカルロ・アンチェロッティ氏がレアル・マドリードの指揮官に復帰したことにより、レアル・マドリードへ移籍する可能性が取りざたされていたが、噂は立ち消えとなっていた。

 移籍ウィンドウ閉鎖まで残りおよそ1週間となる中、ムバッペやリシャルリソンの動向に注目が集まる。