代表チーム 韓国代表

「昨日も70分プレーした」負傷疑惑ソン・フンミン招集に韓国代表監督は正当性主張

ソン・フンミン 写真提供: Gettyimages

 トッテナム・ホットスパーに所属するMFソン・フンミンは、来月開催予定のFIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選2試合にむけた韓国代表メンバーに選出されているが、招集前日のリーグ戦で負傷した可能性が伝えられている。その中、代表チームを率いるパウロ・ベント監督は、同選手の招集に関して問題はないという認識を持っているようだ。23日、韓国メディア『NEWSIS』が報じている。

 ソン・フンミンは22日に行われたプレミアリーグ第2節・ウルバーハンプトン・ワンダラーズ戦で先発出場しており、72分にイングランド代表FWハリー・ケインとの交代でピッチを後にしている。しかし、同選手は試合前のウォームアップ中に左ハムストリングに問題を抱えていた模様。

 トッテナムを率いるヌーノ・エスピーリト・サント監督は試合後のメディアインタビューで「彼はウォームアップ中に違和感を抱えていたが、本人はプレーできると判断していた。(具体的な症状について)申し訳ないが、今は答えることができない。これから確認するところだ」とコメントを残していた。

 しかし、大韓サッカー協会(KAF)が23日午前に発表したカタールW杯最終予選の韓国代表メンバーに、ソン・フンミンの名前が含まれており、周囲では同選手が招集を辞退する可能性があるという見方が広まっている。

 その中、韓国代表のパウロ・ベント監督は韓国国内の複数メディアのインタビューに対応。ソン・フンミンに関して「負傷に関する報告は私のもとに一切届いていない。先週はフル出場して、昨日も70分間プレーしていた。なので(負傷の可能性について)我々としては、彼のコンディションは良く、問題は何もないと判断している」とコメントを残している。

 なお、ソン・フンミンは今年3月の日韓戦でも代表チームのメンバーに名を連ねていたが、メンバー発表の前日に行われたプレミアリーグのアーセナル戦で負傷したことにより、招集辞退となっていた。今回のベント監督のコメントに対して、トッテナム側がどのような反応を示すのか注目が集まる。