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メッシのバルサ退団で「10」番の行方は…リーグ規定で永久欠番は認められず

リオネル・メッシ 写真提供: Gettyimages

 アルゼンチン代表FWリオネル・メッシは今月5日にバルセロナを退団しているが、同選手の着用していた背番号「10」の行方に注目が集まっているようだ。17日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が報じている。

 これまでバルセロナにUEFAチャンピオンズリーグやラ・リーガなど数多くのタイトルをもたらしてきたメッシは、今年6月末にバルセロナとの契約が満了。両者は新契約締結を目指していたが、サラリーキャップ制を採用するラ・リーガの規定により契約延長には至らず、退団が決定。同選手は今月11日にパリ・サンジェルマン(PSG)への加入が正式に決まっている。

 バルセロナは15日に迎えたラ・リーガ2021/22シーズンの開幕節・レアル・ソシエダ戦における招集メンバー発表時に、メッシの着用していた「10」番は空白となっていた。しかし、ラ・リーガの規定ではトップチームの選手に対して背番号「1」から「25」を割り振るように定められているため、永久欠番が認められていない。

 そのため、メッシの後に「10」番を背負う選手が誰になるのかが話題になっているが、『ムンド・デポルティーボ』の報道によると、ロナルド・クーマン監督がブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョに「10」番をつけることを望んでいるという。

 ただ、コウチーニョは今夏の放出候補に含まれていると報じられているほか、ここにきてラツィオ移籍の噂がにわかに飛び交っている。背番号「10」の担い手とともに、コウチーニョの去就にも注目が集まる。