インテル前監督のアントニオ・コンテ氏は現在フリーの身であるが、EURO2020をベスト16で敗退したオランダ代表の次期監督候補にあがっているようだ。20日、イタリアメディア『フットボールイタリア』が報じている。
コンテ氏はユベントスやイタリア代表、チェルシーを率いた後、2019年夏にインテルの指揮官に就任。2020/21シーズンはUEFAチャンピオンズリーグでグループステージ敗退に終わったが、セリエAでは今年2月に行われたミラノダービーでの勝利により首位に立つと、以降も順調に勝ち点を積み重ねて2010/11シーズン以来となる優勝を成し遂げていた。しかし、シーズン終了後にクラブ首脳陣から財政面出の問題により主力選手を放出する意向を伝えられると、コンテ氏はこれに同意することなくクラブを離れている。
一方、オランダ代表はロナルド・クーマンのバルセロナ指揮官就任に伴い、昨年9月に後任としてフランク・デ・ブール氏を招へい。EURO2020ではグループステージでウクライナ、オーストリア、北マケドニアを相手に勝利し決勝トーナメントへ進出。しかし、決勝トーナメント1回戦でチェコ相手に0-2と敗れ、大会を後にしていた。そして、オランダサッカー協会(KNVB)はベスト16での敗退から2日後にデ・ブール監督の辞任を公式発表。現在は後任人事の選定に動いているという。
その中、イタリア国内メディアの報道によると、今週に入ってコンテ氏がオランダ代表の新監督候補にあがっている模様。しかし、コンテ本人は仮にKNVBからオファーが届いてもクラブでの指揮を望んでいることから、拒否する可能性があるとのことだ。
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