Jリーグ サガン鳥栖

鳥栖退団の豊田陽平に福岡淳二郎社長が感謝「遠く離れたところからではありますが…」

豊田陽平 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのサガン鳥栖はFW豊田陽平がJ2リーグの栃木SCへ完全移籍することを公式発表しているが、運営会社である株式会社サガン・ドリームスの福岡淳二郎代表取締役社長が同選手に対して感謝のメッセージを送った。5日、クラブ公式サイトが伝えている。

 豊田陽平は長年にわたりサガン鳥栖を支え続けてきたが、今季は金明輝監督が下部組織出身の若手選手を積極的に起用していることもあり、ここまで公式戦2試合での先発出場にとどまっていた。また、同選手は5月5日に行われたYBCルヴァンカップ・グループステージ第5節・北海道コンサドーレ札幌戦での途中出場を最後にピッチに立っていなかった。

 サガン鳥栖の功労者である豊田陽平の退団は、多くのサポーターに衝撃をもたらしているが、これまでの貢献度に対する感謝のメッセージが次々と寄せられている。その中、福岡淳二郎代表取締役社長は「この度のサガン鳥栖豊田陽平選手の完全移籍に関し、まずはクラブを代表して感謝とお礼の気持ちを伝えます」

 「『全ては鳥栖のために。』の言葉どおり12年もの間、いつもサガン鳥栖の顔としてクラブ・チームを支え、クラブ設立以来のファン・サポーターの念願であったJ1への昇格の原動力となってもらいました。J1昇格後も、私たち佐賀県民をはじめ筑後地区そして全てのサガン鳥栖ファン・サポーターや応援してくださるスポンサー等の皆様に、夢と感動そして希望を与えてくれたことに心から感謝いたします」

 「また、ピッチ上では常に選手達の先頭に立ち、勝負にこだわり貪欲にゴールを狙い続ける姿、最後まで諦めずボールを追う姿は、今のサガン鳥栖の代名詞『ハードワーク・チームワーク・クラブワーク』に繋がっています。今後、ステージは違えども新しい地での貪欲にゴールを目指すプレーに期待しています。遠く離れたところからではありますが、精一杯応援させていただきます。12年間、サガン鳥栖を支えていただき、本当にありがとうございました」

 「また、クラブとしてはこれからも引き続き、『サガン鳥栖らしさ』を見失わず、地域に愛され・親しまれるクラブづくりを進めていきたいと思います。皆様におかれましても、引き続き応援をよろしくお願いいたします」と公式声明を発表している。