Jリーグ アルビレックス新潟

「この職業は多くの苦悩に満ちており…」J2で相次ぐ解任劇に新潟アルベルト監督は…

アルビレックス新潟のサポーター 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J2リーグではここまで7クラブで監督交代が行われているが、アルビレックス新潟を率いるアルベルト・プッチ・オルトネダが監督業ならではの苦悩を表現している。

 J2リーグは今季、下位の4クラブがJ3リーグに降格することもあり、シーズン序盤から残留争いを強いられているクラブを中心に監督の交代が相次いでいる。また、今月5日には現在リーグ戦で20位に沈んでいるザスパクサツ群馬が奥野僚右監督の解任を公式発表している。

 対照的に、アルビレックス新潟は開幕から好調を維持していることもあり、21試合を終えて勝ち点41を獲得。現在4位につけており、J1リーグ昇格圏内の2位京都サンガからわずか3ポイント差と肉薄している状況だ。

 その中、アルビレックス新潟での2シーズン目を迎えているアルベルト・プッチ・オルトネダ監督は自身のSNSアカウントに「前半戦を終えた今、既に7人の偉大な監督たちが解任されたことを記憶に留めておきたいです。この職業は多くの苦悩に満ちており、時に正当な評価を得られないことがあります。あなたたちと対戦できたことを大変光栄に思います。 みなさんの素晴らしい未来を心より願っています」と投稿。指導者のキャリアを歩む上での難しさを綴っている。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、昇格・降格制度が通常とは異なるシーズンを過ごす中、各クラブのフロントや現場ではさらなる難しさを抱えているはずだ。

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J2リーグで監督交代を行ったクラブ一覧(括弧内は解任・辞任発表日、および7月5日時点での順位)

・愛媛FC:和泉茂徳⇒實好礼忠 (4月7日 19位)

・モンテディオ山形:石丸清隆⇒ピーター・クラモフスキー (4月22日 6位)

・V・ファーレン長崎:吉田孝行⇒松田浩 (5月3日 7位)

・大宮アルディージャ:岩瀬健⇒霜田正浩 (5月25日 21位)

・SC相模原:三浦文丈⇒高木琢也 (5月31日 22位)

・松本山雅:柴田峡⇒名波浩 (6月21日 16位)

・ザスパクサツ群馬:奥野僚右⇒久藤清一 (7月5日 20位)

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