セリエA フィオレンティーナ

元フランス代表FWリベリー、一転して今夏退団確実に!監督交代で構想外

フランク・リベリー 写真提供:Gettyimages

 フィオレンティーナの元フランス代表FWフランク・リベリーは今夏残留が濃厚と伝えられていたが、一転して退団に向かっているようだ。28日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 現在38歳のリベリーは2019年夏にバイエルン・ミュンヘンを退団し、フリーでフィオレンティーナに加入。セリエA初挑戦となった昨季には足首の負傷により長期離脱を強いられていたが、今季はリーグ戦28試合で先発出場していた。

 フィオレンティーナは今季までナポリを率いていたジェンナーロ・ガットゥーゾ氏を先月末に招へい。同氏は今月末に契約満了となるリベリーに対して、今夏残留を要請。選手サイドも残留に前向きな姿勢を示していたことにより、契約延長は濃厚と伝えられていた。

 しかし、ガットゥーゾ氏は補強プランを巡ってクラブ首脳陣と対立すると、フィオレンティーナは今月16日にガットゥーゾの退任を発表。後任として、今季スペツィアをセリエA残留に導いたビンチェンツォ・イタリアーノを招へいすることが確実となっており、今日にも公式発表されるとのことだ。

 イタリアーノ氏はリベリーを来季の構想に含めておらず、フィオレンティーナ首脳陣もリベリーに対して新契約のオファーを提示しない方針を固めたものとみられ、今夏退団がほぼ確実となったようだ。

 なお、リベリー本人は引き続きセリエAでプレーすることを望んでいる模様。今後イタリア国内の複数クラブが同選手の獲得に乗り出す可能性があるようだ。