Jリーグ

J2クラブ別、2020決算報告データまとめ。桁違いの赤字を出したのはあのクラブ

画像: 2020年度J2クラブ入場料収入(単位:百万円)

入場料収入

いわゆるチケット代に当たる、入場料収入に着目する。2020年度最も入場料収入を得たクラブはアルビレックス新潟で3億7000万円、最も少ない入場料収入はFC琉球で2100万円となった。

2020年度クラブ経営の中で深刻だったトピックはこの入場料収入で、J2クラブも全体において入場料収入は2019年度と比較しておよそ15億円減少し、およそ30%の減少となった。


画像: 2020年度J2クラブ人件費(単位:百万円)

人件費

所属選手や監督、クラブスタッフたちの人件費に着目する。2020年度最も人件費を計上したクラブはジェフユナイテッド千葉で14億4400万円、最も少ない人件費の計上はザスパクサツ群馬で2億4200万円となった。

J2クラブ全体として2019年度から7700万円増加に転じ、J1クラブとは対照的に人件費が増加した。


画像: 2020年度J2クラブ営業利益(単位:百万円)

営業利益

本業から得られた収益である「営業収益」から、人件費や試合運営費などといった経費を差し引いた「営業利益」はどうなっただろうか。

営業利益が黒字となったクラブは京都サンガFC・徳島ヴォルティス・ギラヴァンツ北九州・ザスパクサツ群馬・栃木SC・FC町田ゼルビアの6クラブで、残りのクラブは赤字を計上した。特にV・ファーレン長崎は-10億5000万円の赤字を計上し、J2クラブでは唯一の10億円以上の赤字となった。

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名前:秕タクオ

国籍:日本
趣味:サッカー、UNO、100均巡り

サッカー観戦が日課のしがないサラリーマンです。かれこれ人生の半分以上はサッカー観戦に明け暮れ、週末にはキルケニー片手にプレミアリーグやJリーグにかじりついています。

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