セリエA ミラン

ミラン、中東移籍が噂されるチャルハノール後釜確保へ。ローマMFら候補に

ハカン・チャルハノール 写真提供: Gettyimages

 ミランは契約満了により今夏退団の可能性があるトルコ代表MFハカン・チャルハノールの後釜確保に向かうようだ。20日、イタリア紙『トゥットスポルト』が報じている。

 チャルハノールとミランの現行契約が今年6月に満了を迎える中、両者は契約延長にむけて複数回にわたり会談を行っている。クラブは年俸400万ユーロ(約5億3000万円)を提示しているが、500万ユーロ(約6億3000万円)という選手サイドの要求を満たしていないことから、現時点で合意に達していない。また、ユベントスが年俸500万ユーロを用意したほか、今週にはカタール1部のアル・ドゥハイルSCが年俸800万ユーロ(約10億6000万円)による3年契約でオファーを提示したと伝えられている。

 その中、『トゥットスポルト』はミランがチャルハノール退団に備えた動きを見せていると主張。後釜候補として、ローマのアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンやアタランタのスロベニア代表FWヨシップ・イリチッチの名前をあげている。

 ローマはジョゼ・モウリーニョ氏の招へいを発表しているが、ムヒタリアンはマンチェスター・ユナイテッド在籍時に同監督のもとで出場機会を失っていることもあり、退団の可能性がささやかれている。また、イリチッチはより多くの先発出場での機会を求めているほか、直近数カ月にわたりジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督との間に問題を抱えているようだ。

 なお、チャルハノール本人は16日に行われたセリエA第37節・カリアリ戦後のメディアインタビューで、自身の去就に言及。ミラン残留の可能性について、来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権の行方に左右されるものではないことを明かしている。