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バルサ、メッシとの契約延長交渉に暗雲。今夏コパ・アメリカ控えるも…

リオネル・メッシ 写真提供: Gettyimages

 バルセロナとアルゼンチン代表FWリオネル・メッシによる契約延長交渉は長期化する可能性があるようだ。13日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が報じている。

 メッシは昨季終了後に退団の意向をクラブ首脳陣に伝えていたものの、7億ユーロ(約880億円)にものぼる契約解除条項が現行契約に付帯されていることもあり、残留を決断していた。しかし、同選手とバルセロナの現行契約が今年6月に満了を迎えるものの、いまだに契約延長を行っていない。

 一方、今年3月のクラブ会長選挙でかつてバルセロナの会長職を務めた経験のあるジョアン・ラポルタ氏が再度就任することが決定。同氏はメッシの残留にむけて尽力する方針を打ち出しており、先月末には同選手の父親であり、かつ代理人を務めるホルヘ・メッシ氏と会食を行っていた。

 メッシは今年6月13日に母国で開幕を迎えるコパ・アメリカ2021にアルゼンチン代表の一員として出場することがほぼ確実であるが、『ムンド・デポルティーボ』は同選手がコパ・アメリカ開幕までにバルセロナと新契約締結でサインを交わせないと主張している。

 新型コロナウイルス感染拡大がクラブ財政に影響を与えていると伝えられる中、バルセロナとしては選手サイドとの交渉を少しでも早く前進させたいところだ。