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G大阪のウェリントン・シウバ、広島戦でデビューも課題残す「2週間前チームに合流したけど…」

ガンバ大阪のサポーター 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのガンバ大阪でデビューを飾ったブラジル人FWウェリントン・シウバは、12日のJ1リーグ第20節・サンフレッチェ広島戦でJリーグデビューを果たした後、自身の課題について語った。ブラジルメディア『グローボ』が伝えている。

 ウェリントン・シウバは2009年にフルミネンセでプロデビュー。アーセナルやレバンテ、ボルトンなどヨーロッパ圏内の複数クラブに在籍すると、2016年にフルミネンセへ復帰。昨季はカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)で14試合に先発出場していたが、今年3月にガンバ大阪への完全移籍が決定。Jリーグが定めた新型コロナウイルス感染拡大防止の追加的防疫措置である14日間の待機期間をへて、先月下旬にチームのトレーニングに合流していた。

 その後、ウェリントン・シウバは12日にパナソニックスタジアム吹田で行われたサンフレッチェ広島戦で初めてベンチ入りすると78分からピッチに立ち、日本でのデビューを果たしている。

 同選手はブラジルメディアのインタビューで「試合結果は納得のいくものではなかった。だけど、再びフットボーラーとしてプレーすることができて(周りのみんなに)感謝しているよ。後半に何度か(ボールを持って)プレーしたけど、試合勘がなかったね。ここ数カ月間はグラウンドではない場所でのトレーニングに専念していたよ」とコメント。

 そして「2週間前チームに合流したけど、フィジカル面では良かったね。公式戦での出場から遠ざかっていたことやームメイトとともにボールを使ったトレーニングを行っていなかったことが(サンフレッチェ広島戦でのプレーに)影響を与えた。試合勘を取り戻すのは時間の問題だよ」と今後の課題を語っている。

 なお、『グローボ』はガンバ大阪とウェリントン・シウバの契約期間が2022シーズン終了後までとなっていることも明らかにしている。ガンバ大阪はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージをウズベキスタンで戦うほか、東京オリンピック開催期間中にはリーグ戦の代替試合を控えている。ヨーロッパでのプレー経験を持つウェリントン・シウバが過密日程を迎える7月までに本来のパフォーマンスを取り戻すことを多くのファンが期待しているはずだ。