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レアルFWルーカス・バスケスが禁断の移籍を拒否!契約延長で今夏残留へ

ルーカス・バスケス 写真提供: Gettyimages

 レアル・マドリードのスペイン人FWルーカス・バスケスはライバルクラブであるアトレティコ・マドリードへの移籍を拒否していたようだ。3日、スペイン紙『アス』が報じている。

 ルーカス・バスケスはレアル・マドリードの下部組織出身であり、一度エスパニョールへ完全移籍により加入したものの、2015年夏にレアル・マドリードに復帰。バックアッパーという立場でありながらもこれまでUEFAチャンピオンズリーグ3連覇をはじめ多くのタイトル獲得を成し遂げている。同選手は今季ここまで公式戦30試合に先発メンバーに名を連ねている一方で右サイドバックとして出場する機会が増加。しかし、今月10日に行われたバルセロナとのクラシコで負傷したことにより一足早くシーズンを終えている。

 ルーカス・バスケスとレアル・マドリードの契約期間満了が今年6月となっている中、同選手の去就を巡ってはバイエルン・ミュンヘンが獲得にむけて代理人との交渉を開始したと報じられると、ミランも獲得に関心を示していると伝えられていた。

 しかし、先週にレアル・マドリード首脳陣は新契約のオファーにおける年俸額を選手サイドが要求していた500万ユーロ(約6億3000万円)まで引き上げることを決断。これにより、一転してレアル・マドリードに残留するという見方が広まっている。

 その中、アトレティコ・マドリードもルーカス・バスケスの今夏フリーでの獲得に関心を寄せていた模様。しかし、選手サイドはライバル関係にあるクラブへの移籍を考慮していないことから、これを断ったようだ。

 なお、同選手は先月にはメディアインタビューにおいてレアル・マドリード残留を望んでいることを明かしている。レアル・マドリードが新契約における年俸の見直しを行ったことから、新契約締結にむかうものとみられる。