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バルセロナはフランス代表FWウスマン・デンベレを今季終了後に放出する可能性があるようだ。5日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が伝えている。
デンベレは2017年夏にブラジル代表FWネイマールの後釜としてボルシア・ドルトムントからバルセロナへ完全移籍により加入。移籍当初は度重なる負傷離脱により出場機会が限られ、周囲から批判を浴びていた。今季はここまで公式戦22試合に先発出場しているが、3バックシステムを基本とした布陣に変更して以降はフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンにかわって先発での出場機会を増やすなど、ロナルド・クーマン監督からの評価を高めていた。
しかし、バルセロナ首脳陣は現行契約が2022年6月までとなっている同選手と新契約を結ばない方針を固めている模様。また、来季終了後にフリーでの退団を避けるべく、今夏にオファーが届けば放出に応じるものとみられ、ユベントスやリバプール、パリ・サンジェルマンなど多くのクラブが獲得に興味を示しているようだ。
なお、バルセロナは2017年にデンベレを獲得する際、ドルトムントに対して1億500万ユーロ(約137億円)を支払っている。新型コロナウイルス感染拡大によりクラブが財政面で問題を抱えていると伝えられる中、デンベレ放出によってどれほどの移籍金を手に入れることができるのか注目が集まる。
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