プレミアリーグ ウェストハム・ユナイテッド

モイーズ監督、ビッグクラブ熱視線のMFライスの非売を強調

写真提供:Gettyimages

 ウェストハム・ユナイテッドを率いるデイビッド・モイーズ監督が、同クラブに所属するイングランド代表MFデグラン・ライスの非売を強調し、同選手の放出を望まない考えを主張した。イギリス『デイリー・メール』などが伝えている。

 現在プレミアリーグ暫定7位、4位チェルシーまで2ポイント差としている好調のウェストハムで主力として活躍するライス。チェルシーが買い戻しに動いていることが再三報じられているほか、マンチェスター・ユナイテッドなどのメガクラブも関心を寄せてきた。ウェストハムは1億ポンド(約149億7000万円)のプライスタグを設定したと報じられたが、モイーズ監督は同選手の価値がはるかに高くなることを強調している。

 「(ライスの価値は)1億ポンドよりもはるかにはるかに高い。他のクラブに移籍した選手を見ても、デクラン・ライスが持つインパクトはどこにもなかった。デクランを維持したいし、若いチームを作ることを楽しみにしている。今季チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグの出場権を獲得できればそれは大きな進歩だと思う。下位を彷徨っている頃からチームを支えてきたデクランにとっても進歩だ」

 7歳からチェルシーのアカデミーに在籍していたライスは、2013年夏にウェストハムのユースに移籍。その後、2017年にファーストチームデビューを果たすと、センターバックでもプレー可能な守備力を武器にアンカーの主力に定着した。