セリエA ローマ

ローマ指揮官と不仲のFWジェコ、全体練習に参加せず。負傷離脱と報道も…

エディン・ジェコ 写真提供: Gettyimages

 ローマのボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコを取り巻く環境は厳しさを増しているようだ。27日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 ジェコは今季ここまで公式戦20試合に出場し8ゴールをマークするなど主力として好パフォーマンスを発揮し続けていた。その中、ローマは先週なかばに行われたコッパ・イタリアベスト16・スペツィア戦で交代枠の規定違反により不戦敗となっている。クラブは今季2度目の不戦敗をうけてチームマネージャーを解任しているが、この決定を巡ってパウロ・フォンセカとジェコが衝突しており、同選手の周囲はにわかに騒がしくなっている。

 一方、ジェコは26日に検査を受けた結果、左大腿筋と右脚の屈筋に問題を抱えていることが判明している。同選手は現在全体トレーニングに参加しておらず個別トレーニングを行っているが、一部では負傷が原因であるという見方があった。しかし、『スカイスポーツ』はジェコのコンディションは回復していると主張。フォンセカ監督との関係悪化が全体トレーニングに参加していない理由であるという見解を示している。

 なお、ジェコの去就を巡っては、インテルのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンとのトレードの可能性が取りざたされたほか、レアル・マドリードがドミニカ共和国代表FWマリアーノ・ディアスを交換要員として獲得に乗り出していたがマリアーノ・ディアスがローマ行きを拒否したと伝えられている。