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イブラ負傷離脱のミラン、今冬のストライカー獲得目指すも補強予算は…

ミランのズラタン・イブラヒモビッチ 写真提供: Gettyimages

 ミランは元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの負傷離脱をうけて、今冬のマーケットでストライカーの獲得を目指すようだ。19日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』や『トゥットスポルト』が伝えている。

 イブラヒモビッチは11月22日に開催された第8節・ナポリ戦で左太ももを痛めて戦線離脱。その後、先週に全体トレーニングに合流していたこともあり、20日に開催予定の第13節・サッスオーロ戦で復帰するという見方が広まっていた。しかし、トレーニング中にヒラメ筋を負傷したことにより、さらに1カ月程度戦列を離れることがほぼ確実となっている。

 そのため、ミランはチェルシーのフランス代表FWオリビエ・ジルーを半年間のレンタルにより獲得することを考慮している模様。同選手は今季、フランク・ランパード監督のもとで先発出場は5試合にとどまっているものの、すでに8ゴールをあげており、スーパーサブとしての役割を果たしている。

 また、複数メディアが伝えるところによると、ミランはジルーの他にもセルティックのFWオドソンヌ・エドゥアール、レアル・マドリードのセルビア代表FWルカ・ヨビッチ、そして今年10月にサッスオーロからジェノアにレンタル移籍で加入したFWジャンルカ・スカマッカも獲得候補にあがっているようだ。

 ただ、ミランは今冬のマーケットにおける予算を1500万ユーロ(約19億円)に設定しており、デンマーク代表DFシモン・ケアーの負傷離脱による影響を受けているセンターバック陣の補強を最優先するプランを立てていたものとみられる。この限られた予算の中、イブラヒモビッチの代替要員を確保することはできるのだろうか。