Jリーグ アビスパ福岡

J1昇格のアビスパ福岡、鈴木惇の契約満了を発表「まだまだ前を向いて進んでいきたい」

レベルファイブスタジアム(現ベスト電器スタジアム)写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J2リーグのアビスパ福岡は19日午後、MF鈴木惇が契約満了により今季限りで退団することを公式発表した。

 アビスパ福岡の下部組織出身である鈴木惇は2008年にトップチーム昇格を果たすと、翌2009シーズンにはJ2リーグで39試合に出場するなど主力に定着。2013年に東京ヴェルディへの移籍により一度福岡を離れたものの、2015年に復帰。大分トリニータへ1年の期限付き移籍も経験したが、キャリアの大半をアビスパ福岡で過ごした。

 しかし、今季は長谷部茂利監督のもとで序盤は先発での出場機会も多かったものの、第23節・栃木SC戦を最後のピッチに立つことはなかった。

 同選手はアビスパ福岡を離れることについて「アビスパ福岡の皆様、今シーズンいっぱいで退団する事になりました。今シーズン、J1昇格を果たす事ができたのは、選手の頑張りはもちろんのこと、クラブスタッフ、パートナー企業の皆様、サポーターの皆様、アビスパ福岡に関わる全ての人の力があっての事だと思います。チームを支えてくれた皆様、本当にありがとうございます」

 「アビスパ福岡でのキャリアには終止符が打たれましたが、まだまだ前を向いて進んでいきたい気持ちしかありません。モサモサのロン毛に学生服でスタジアムに登場してJリーグデビューをし、それから「博多の一休」というキャッチフレーズをつけてもらったり、金髪にしてみたり、移籍をしたり、色々な事がありました。次はどこの一休になるのか、まだ何も決まってませんが、新天地でも、今日より明日、明日より明後日の自分が進化しているように、1日1日、全力を尽くして、成長し続け、その先にたくさんの人の笑顔が生まれるように、サッカーを突き詰めていきます。ありがとう、アビスパ福岡」とコメントを残した。