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サッカー界の超ユニークなゴールパフォーマンス!ユニフォームとセックスする男…

ドリース・メルテンス 写真提供: Gettyimages

5月16日に新型コロナウイルスで延期となっていたブンデスリーガがようやく再開を果たした。しかし、以前のスタイルに戻るにはまだまだ多くの時間が必要だ。試合はしばらくの間に無観客で行わる予定で、フィジカルコンタクトをなるべく避けたい選手たちは得点後のゴールパフォーマンスを変えつつある。

例えば、フライブルクとライプツィヒの一戦でフライブルクのDFマヌエル・グルデが得点を挙げると、仲間を抱き締める代わりに「肘と肘のハイタッチ」という新しい喜び方を見せた。

ゴールに対する新たなパフォーマンスの形が増えそうな中、今回はサッカー選手たちの一風変わったゴールパフォーマンスをまとめてみた。

ニクラス・ベントナー 写真提供: Gettyimages

ベントナー
パフォーマンス:スポンサー入りパンツを見せる

欧州選手権(EURO)2012で行われたデンマーク代表対ポルトガル代表の一戦。ニクラス・ベントナーは同点弾を決めた際にズボンをずり下げ、自身の履いていたパンツを見せつけた。

この行動だけなら大した話題にならなかったかもしれない。ただ、パンツには『Paddy Power』と書かれており、それはアイルランドの有名なベッティングサイトの名前だったのだ。これが騒動となった。

試合後、『Paddy Power』の運営するSNSのアカウントに「ベントナーは素晴らしいパフォーマンスをした、我々の名前が書かれたパンツはきっと彼に運をもたらしたのだろう」。と投稿されている。

しかし、『Paddy Power』が欧州サッカー連盟(UEFA)に認められたスポンサーではなかったため、ベントナーは約1,000万円の罰金処分を受けた。

クリスティアーノ・ルカレッリ 写真提供: Gettyimages

ルカレッリ
パフォーマンス:ユニとセックス

2004/2005シーズンのセリエA得点王、クリスティアーノ・ルカレッリはとても不思議で感情的な選手だった。所属していたリボルノというチームには努力とプロ意識だけではなく「愛」そのものを注いでいたのだ。

2003/2004シーズン、ピアチェンツァ相手にセリエA昇格のきっかけとなったゴールを決めたときのパフォーマンスはかなりユニークなものだ。ユニフォームを脱いでピッチに置くと、その上に乗ってセックスをするパフォーマンスを見せた。多くの人が侮辱的なニュアンスを感じ取ったかもしれない。しかし、ルカレッリはこの行動の意味を後に説明しクラブへの多大な愛をサポーターに認められたのだ。

「リボルノは貧しいクラブだ。結果を出していたあのシーズンにセリエA昇格逃せば、二度とチャンスが訪れなかったかもしれない。僕たちが試合をリードして進めている間、サポーターは“セリエA”と大きな声で叫んでいたんだ。プレーしながら喜びを感じたり、感動して泣いたり、不思議な精神状態だった。そして得点を決めたときにをしていたユニフォームと自然とセックスを始めていたんだ」

ロビー・ファウラー 写真提供:Gettyimages

ファウラー
パフォーマンス:コカインを吸うマネ

369試合で184得点を挙げたリバプールのレジェンドがロビー・ファウラー。ライバルのエバートンサポーターたちは彼がコカイン(違法薬物の一種)を使うという噂を立て始めた。警察の捜査もありファウラーは無罪となったが、彼は証拠もない状態でとんでもない噂を広めた人を許せることができなかったのだ。

しかし、プレミアリーグ1998/1999シーズンのプレミアリーグで行われたマージーサイド・ダービー(エバートンとリバプールのローカル・ダービー)で、ファウラーは自分なりのリベンジを果たすことができた。

エバートン相手に2得点を挙げたファウラーは、ゴールラインの白い線をコカインに見立て、それ吸っているようなパフォーマンス見せ、エバートンサポーターを黙らせた。

その後サッカー協会から厳しい罰金処分を受けたが、彼の行動でマージーサイド・ダービーがより有名になったと言われている。

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名前Uccheddu Davide(ウッケッドゥ・ダビデ)
国籍:イタリア
趣味:サッカー、アニメ、ボウリング、囲碁
好きなチーム:ACミラン、北海道コンサドーレ札幌、アビスパ福岡

14年前に来日したイタリア人です。フットボール・トライブ設立メンバーの1人。6歳の時に初めてミランの練習に連れて行ってもらい、マルディーニ、バレージ、コスタクルタに会ってからミランのサポーターに。アビスパ福岡でファビオ・ペッキア監督の通訳も務めた経験があります。

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