その他 ALL

今冬実現した最高の補強4選!買い物上手だったのは…

写真提供: @Inter

ついに幕を下ろした2020年冬の移籍市場。今冬も、夏の移籍市場に負けず劣らずの注目を集める移籍が多数実現。これからのリーグ戦が待ちきれないサッカーファンも多いだろう。

今回は、印象的な移籍が多数実現した今冬の移籍市場から、特に高く評価できる4つの補強をご紹介する。


写真提供: @OL

ブルーノ・ギマランイス

獲得クラブ:オリンピック・リヨン

今冬の移籍市場で、複数のビッグクラブから注目を集めていたとされるギマランイス。同選手の獲得に成功したのはリヨンだった。

リヨンは1月27日にの中盤の主力であるリュカ・トゥザールのヘルタ・ベルリン移籍を発表(レンタルで来夏まではリヨンでプレー)。移籍金約31億円を手にした。

トゥザールの放出に動けたのは、ギマランイスの獲得に近づいていたからだろう。同選手は22歳の選手とは思えない落ち着きを持ち、中盤を支配できるだけの粘り強さを持っている。長期的に見れば、トゥザールの後釜としてはこれ以上ない人材だ。獲得には2000万ユーロ(約24億円)を費やしたとされているが、トゥザールが残した移籍金のおかげで収支はプラスとなっている。


写真提供: @SevillaFC

スソ

クラブ:セビージャ

ズラタン・イブラヒモビッチの加入などが影響し、チーム内で居場所を失っていたスソ。移籍が盛んに噂されていたが、獲得したのはセビージャだった。

今シーズンの低調なパフォーマンスが影響し、セビージャはスソを買い取りオプション2000万ユーロ(約24億円)付きの1年半のレンタル(契約解除金は4000万ユーロ)で獲得することができた。実績を残している選手を、最高のタイミングで獲得したと言っていいだろう。

現在ラ・リーガの3位につけているセビージャ。スソ獲得の契約には、チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得で買い取り義務が発生するオプションが付帯されているが、この条件も悪くはないだろう。CLに出場することでまとまった収益を得ることができるからだ。


写真提供: @Inter

クリスティアン・エリクセン

獲得クラブ:インテル

トッテナムからの退団が噂され続けたエリクセンが遂に移籍を果たした。獲得に成功したのはインテルだ。プレミアリーグから数多くのタレントを獲得しているインテルだが、エリクセンはアントニオ・コンテ監督の下で戦うチームに柔軟さを生むだろう。

首位ユベントスと勝ち点3差と、熱いタイトルレースを繰り広げているインテル。エリクセンの獲得が久しぶりのリーグ制覇に追い風となるのは間違いないだろう。ただ、エリクセンの移籍を巡っては、トッテナムの立ち回りも評価できる。

2000万ユーロ(約24億円)の移籍金を得たとされるトッテナムだが、契約が残り半年となった選手(エリクセン)の放出で得られる資金としては十分すぎる金額だ。同クラブはベルフワイン獲得の費用に、それを充てることができた。


写真提供:Gettyimages

エルリング・ブラウト・ホランド

獲得クラブ:ボルシア・ドルトムント

今冬の移籍市場で早々にドルトムントに加入し、すでに大活躍を見せているホランド。契約解除金が設定されていた同選手の移籍金は2000万ユーロと格安だった。

破格の移籍金でホランドを獲得したドルトムントだが、それ以上にこの補強が優秀だった点は、同クラブがホランドと結んだ契約にある。報道によると、ドルトムントはホランドに、2021年夏以降に発生する7500万ユーロ(約90億円)の契約解除金を設定したという。

これにより、格安でホランドを獲得するだけでなく、放出の際にも利益を出せることが半ば確定したドルトムント。今冬の移籍市場でにおいて、最も効果的な補強だったと言えるだろう。


 

名前:菊池大将
趣味:サッカー観戦、映画鑑賞、読書
好きなチーム:ACミラン
幼少期に父親の影響でミランが好きになりました。アイドルはシェフチェンコ。パッション、データ、経済、カルチャー、サッカーの持つ様々な表情を見るのが好きです。よろしくお願い致します!

筆者記事一覧