ラ・リーガ レアル・マドリード

ベイルの中国移籍が破談に終わった3つの理由

ジネディーヌ・ジダン監督が構想外であることを明らかにしたが、高額な年俸がネックとなり、移籍先を見つけるのに苦労していたレアル・マドリードのウェールズ代表FWガレス・ベイル。

そのベイルに与えられた数少ない選択肢が中国移籍だった。しかし、江蘇蘇寧との交渉が中止されたことが明らかとなり、様々な憶測が飛び交っている。そこで今回は、マドリードがベイルの放出をためらった、考えられる3つの理由をご紹介する。


アセンシオの負傷

考えられる最も現実的な理由がアセンシオの負傷だろう。ジダン監督は中央にストライカーを配置し、その両サイドにウィンガーを配置するシステムを好んで採用する。現在のであれば、中央にはカリム・ベンゼマかルカ・ヨビッチが配置され、その左にはエデン・アザール、右にはビニシウス・ジュニオールあたりが配置されるだろう。

ただ、マドリードには、いわゆるウィングと呼ばれる選手のオプションが多くない。アセンシオはその数少ないオプションの1人であった。新加入のロドリゴやビニシウスなど、有望な若手はいるが、1シーズンを通して計算できるかと問われれば、まだまだ未知数な部分も多い。この事情の中でアセンシオが負傷すれば、ベイルを放出するわけにもいかないだろう。


Previous
ページ 1 / 2

名前:菊池大将
趣味:サッカー観戦、映画鑑賞、読書
好きなチーム:ACミラン
幼少期に父親の影響でミランが好きになりました。アイドルはシェフチェンコ。パッション、データ、経済、カルチャー、サッカーの持つ様々な表情を見るのが好きです。よろしくお願い致します!

筆者記事一覧