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1位はアトレティコで長期政権築く闘将!欧州指揮官年俸ランキングベスト10

欧州の主要リーグではすでにシーズンを終えており、これからはマーケットの話題でさらなる盛り上がりを見せる時期に入る。選手のみならず指揮官の異動にも注目が集まっているが、今回はその監督の年俸ランキングを紹介する。


10位-カルロ・アンチェロッティ

・所属クラブ:ナポリ

・国籍:イタリア

・年俸:530万ポンド(約7億3600万円)

・契約満了時期:2021年夏

これまでミラン、チェルシー、レアル・マドリードなど多くのクラブでタイトルを獲得しているアンチェロッティは昨夏にナポリ指揮官に就任。チャンピオンズリーグ(CL)ではリバプールやパリ・サンジェルマン(PSG)と同居したグループステージで惜しくも敗退となったが、セリエAは2位でシーズンを終えている。


9位-ウナイ・エメリ

・所属クラブ:アーセナル

・国籍:スペイン

・年俸:600万ポンド(約8億3000万円)

・契約満了時期:不明

セビージャでヨーロッパリーグ(EL)3連覇を成し遂げ、昨季にはパリ・サンジェルマン(PSG)で国内3冠を成し遂げたエメリは、昨夏まで長期政権を築いていたアーセン・ベンゲルの後任としてアーセナル指揮官に就任。今季はプレミアリーグこそ5位に終わったものの、ELで決勝進出を果たすなど就任1年目から結果を出している。


7位タイ-マヌエル・ペレグリーニ

・所属クラブ:ウェストハム・ユナイテッド

・国籍:チリ

・年俸:700万ポンド(約9億7200万円)

・契約満了時期:2021年夏

かつてマンチェスター・シティを率いて2013/14シーズンにプレミアリーグ優勝を果たした実績を持つペレグリーニはクラブが当時バイエルン・ミュンヘンを率いていたジョゼップ・グアルディオラ監督の招へいに動いたことにより2016年夏にシティを離れるとしばらく中国クラブで指揮を執っていたが、昨夏にウェストハムの監督としてプレミアリーグ復帰を果たしている。


7位タイ-ユルゲン・クロップ

・所属クラブ:リバプール

・国籍:ドイツ

・年俸:700万ポンド(約9億7200万円)

・契約満了時期:2022年夏

ボルシア・ドルトムントで2度のブンデスリーガ優勝など実績を積み重ねたクロップは2015年夏からリバプールを率いると、昨季に続き今季もチャンピオンズリーグ(CL)でファイナルまで勝ち上がっている。特にバルセロナとの準決勝2ndレグでは0-3から劇的勝利を収めており、ファンに熱狂をもたらしている。


6位-オーレ・グンナー・スールシャール

・所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド

・国籍:ノルウェー

・年俸:750万ポンド(約10億4000万円)

・契約満了時期:2022年夏

ノルウェー最高峰の指揮官であるスールシャールは現役時代にマンチェスター・ユナイテッドでチャンピオンズリーグ(CL)を含めた3冠を達成するなどクラブに多くのものをもたらしている。そんなスールシャールは古巣に暫定指揮官として昨年12月に復帰を果たしたが、リーグ戦で大型連勝したことにより正式に監督就任を果たしている。


5位-マウリシオ・ポチェッティーノ

・所属クラブ:トッテナム・ホットスパー

・国籍:アルゼンチン、スペイン

・年俸:850万ポンド(約11億8000万円)

・契約満了時期:2023年夏

古巣のエスパニョールで監督業をはじめ、サウサンプトンを率いていたポチェッティーノは2014年夏にトッテナムの監督に就任して以来長期政権を築いている。ここまでタイトル獲得の実績は無いものの、プレミアリーグでは常にトップ4入りを果たしているほか、今季はチャンピオンズリーグ(CL)では決勝まで勝ち上がっている。


4位-ジネディーヌ・ジダン

・所属クラブ:レアル・マドリード

・国籍:フランス、アルジェリア

・年俸:1050万ポンド(約14億5800万円)

・契約満了時期:2022年夏

現役時代にユベントスやレアル・マドリードでプレーしていたジダンは2015/16シーズンの途中に古巣マドリードの指揮官に就任すると、昨季まで前人未到のチャンピオンズリーグ(CL)3連覇を果たしている。その直後に一度マドリードを離れたものの、今季の不振を受けて今年3月に再び監督として戻ってきた。


3位-ジョゼップ・グアルディオラ

・所属クラブ:マンチェスター・シティ

・国籍:スペイン

・年俸:1520万ポンド(約21億1000万円)

・契約満了時期:2021年夏

バルセロナでラ・リーガ3連覇、2度のチャンピオンズリーグ(CL)制覇、バイエルン・ミュンヘンでブンデスリーガ3連覇を果たすなど輝かしい実績を残してきたグアルディオラは、現在率いるマンチェスター・シティでも黄金期を築いている。今季はリバプールとの熾烈なプレミアリーグ優勝争いを演じていたが、最終節で勝利してタイトル獲得を果たしている。


2位-エルネスト・バルベルデ

・所属クラブ:バルセロナ

・国籍:スペイン

・年俸:2020万ポンド(約28億円)

・契約満了時期:2020年夏

これまでアスレティック・ビルバオ、エスパニョールなど複数クラブを率いた経験を持つバルベルデは昨季よりバルセロナ指揮官に就任すると1年目はチャンピオンズリーグ(CL)でローマに敗れる波乱に遭ったものの、国内2冠を達成。しかし今季は3冠が濃厚と伝えられる中でCLでは準決勝でリバプールに大逆転負けを許すと、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)では決勝でバレンシアに敗れ、リーグタイトルのみに終わった。


1位-ディエゴ・シメオネ

・所属クラブ:アトレティコ・マドリード

・国籍:アルゼンチン、イタリア

・年俸:3590万ポンド(約49億9000万円)

・契約満了時期:2022年夏

現役時代に所属していたアトレティコ・マドリードの指揮官に2011/12シーズンの途中に就任して以来、クラブ首脳陣から絶大な信頼を得て長期政権を築いているシメオネは、昨季にヨーロッパリーグ(EL)のタイトルを獲得している。ただ今季は無冠に終わったことに加え、今夏は大幅な戦力の入れ替えに直面する。