セリエA

後半の45分で大仕事! セリエA後半限定得点ランキングベスト10

 セリエAは昨夏にレアル・マドリードからポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがやって来たことにより、得点王争いに注目が集まっていたが今季も様々なストライカーが活躍している。今回はそのセリエAの舞台で後半に多くのゴールをマークしているストライカーを紹介する。


7位タイ-エディン・ジェコ

・所属クラブ:ローマ

・年齢:33

・国籍:ボスニア・ヘルツェゴビナ

・リーグ戦出場試合数:32

・ゴール数(後半でのゴール数):9(7)

 マンチェスター・シティからの加入2年目にあたる2016/17シーズンに点取り屋として本来のパフォーマンスを発揮したジェコは今季、チャンピオンズリーグ(CL)グループステージでゴールを量産していたものの、セリエAではわずか1桁得点に終わった。周囲では年齢や年俸を考慮した上で今夏退団の可能性が伝えられている。


7位タイ-フェリペ・カイセド

・所属クラブ:ラツィオ

・年齢:30

・国籍:エクアドル、スペイン

・リーグ戦出場試合数:28

・ゴール数(後半でのゴール数):8(7)

 2017年にエスパニョールから加入したカイセドは、イタリア代表FWチーロ・インモービレやFWホアキン・コレア、MFルイス・アルベルトと分厚い選手層を前に先発での出場機会こそ少なかったものの、スーパーサブとしての役割を果たしていることから、終盤戦では先発メンバーに抜擢されることが多い。


7位タイ-アルカディウシュ・ミリク

・所属クラブ:ナポリ

・年齢:25

・国籍:ポーランド

・リーグ戦出場試合数:34

・ゴール数(後半でのゴール数):17(7)

 ミリクはナポリ加入以降、直近の2シーズンは靭帯断裂による大怪我による負傷離脱もあり本来のパフォーマンスを発揮していなかったが、今季はマウリツィオ・サッリに替わって指揮官に就任したカルロ・アンチェロッティのもとで多くの出場機会に恵まれるとともに、得点ランキングでも5位をつけるなど充実したシーズンを過ごしている。


7位タイ-クリスティアーノ・ロナウド

・所属クラブ:ユベントス

・年齢:34

・国籍:ポルトガル

・リーグ戦出場試合数:31

・ゴール数(後半でのゴール数):21(7)

 今夏にレアル・マドリードからの電撃移籍によりユベントスに加入したクリスティアーノ・ロナウドは、セリエA初挑戦ながらもゴールを量産。チャンピオンズリーグ(CL)では準々決勝敗退という残念な結果に終わったものの、リーグ戦では前人未到にスクデット8連覇に大きく貢献した。


4位タイ-レオナルド・パボレッティ

・所属クラブ:カリアリ

・年齢:30

・国籍:イタリア

・リーグ戦出場試合数:32

・ゴール数(後半でのゴール数):15(8)

 20歳代前半までセリエBの複数クラブを転々と渡り歩いていたレオナルド・パボレッティは、ジェノアへのレンタル移籍を機にセリエAでも存在感を発揮。2017年夏から在籍しているカリアリでは必要不可欠なストライカーとして指揮官から信頼を寄せられており、今季は2桁ゴールを叩き出しチームを残留に導いている。


4位タイ-クシシュトフ・ピョンテク

・所属クラブ:ミラン

・年齢:23

・国籍:ポーランド

・リーグ戦出場試合数:36

・ゴール数(後半でのゴール数):22(8)

 昨夏にKSクラコビアからジェノアに移籍金わずか400万ユーロ(約5億円)で加入したピョンテクは、コッパ・イタリア3回戦・レッチェ戦で4ゴールを叩き出し周囲に衝撃を与えると、セリエA初挑戦にも関わらず開幕からリーグ戦7試合連続ゴールに偉業を打ち立て、自身の価値を一気に高めた。そしてシーズン途中にミランへ3500万ユーロ(約44億円)で加入すると、変わらず得点を積み重ね、1シーズン2クラブでの2桁得点という偉業達成間近に迫っている。


4位タイ-アンドレア・ベロッティ

・所属クラブ:トリノ

・年齢:25

・国籍:イタリア

・リーグ戦出場試合数:36

・ゴール数(後半でのゴール数):15(8)

 一昨季に熾烈な得点王争いに絡んだことでビッグクラブからの関心が伝えられていたベロッティではあったが、昨季は極度の不振に陥りリーグ戦でも10ゴールにとどまっていた。ただ今季はコンスタントにゴールを積み重ねており、チームも来季欧州カップ戦出場圏内を狙える位置につけている。


3位-アンドレア・ペターニャ

・所属クラブ:SPALフェッラーラ

・年齢:23

・国籍:イタリア

・リーグ戦出場試合数:35

・ゴール数(後半でのゴール数):16(9)

 アタランタで躍進を遂げていたぺターニャは昨夏にSPALにレンタルで加入すると、強靭なフィジカルを生かしたドリブル突破を武器にここまで16ゴールとチームの絶対的ストライカーとして定着。自身の決定力によってセリエA昇格2年目のチームを11位まで押し上げている。


2位-ドゥバン・サパタ

・所属クラブ:アタランタ

・年齢:28

・国籍:コロンビア

・リーグ戦出場試合数:36

・ゴール数(後半でのゴール数):22(12)

 スロベニア代表FWヨシップ・イリチッチ、FWアレハンドロ・パプ・ゴメスとともにアタランタの強力な攻撃陣をけん引しているドゥバン・サパタは、12月上旬からリーグ戦8試合連続得点をマークするなど驚異的な決定力を披露。チームも史上最高成績となる3位につけており、来季チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得目前に迫っている。


1位-ファビオ・クアリャレッラ

・所属クラブ:サンプドリア

・年齢:36

・国籍:イタリア

・リーグ戦出場試合数:36

・ゴール数(後半でのゴール数):26(14)

 これまでのキャリアで多くのクラブを転々としてきたクアリャレッラだったが、36歳となった今季にキャリアハイとなるゴール数を挙げており、セリエA得点ランキングトップを走っている。半数以上が後半にあげたゴールであり、多くの勝ち点をチームにもたらしている。