プレミアリーグがこの週末に全試合終了するなど、今シーズンも各リーグで終わりを迎えつつある。また契約満了を迎える選手の去就も徐々に明らかになってきている。そこで今回は契約満了を迎える選手を11人紹介する。
1、ウィルフレード・カバジェロ
所属クラブ:チェルシー
年齢:37
国籍:スペイン、アルゼンチン
ポジション:GK
マンチェスター・シティで控えGKとして在籍していたカバジェロは2017年夏に構想外により、チェルシーへ加入。そのチェルシーでもベルギー代表GKティボー・クルトゥワやスペインGKケパ・アリサバラガの控えに甘んじ、今季は公式戦9試合の出場にとどまっていた。ただチェルシーは貴重なバックアッパーとして契約延長する構えを見せているようだ。
2、ダニエウ・アウベス
所属クラブ:パリ・サンジェルマン
年齢:36
国籍:ブラジル、スペイン
ポジション:DF
これまでセビージャ、バルセロナ、ユベントスと渡り歩き、30個以上のタイトルを獲得しているダニエウ・アウベスは昨季の終盤戦で負傷し、ワールドカップ・ロシア大会には出場できなかった。今季はコンディション回復に苦しみながらも11月以降はコンスタントな出場機会を得ている。PSGは同選手と現在契約延長交渉を行っているものとみられ、シーズン終了後にも公式発表が行われるかもしれない。
3、ガリー・ケーヒル
所属クラブ:チェルシー
年齢:33
国籍:イングランド
ポジション:DF
チェルシーのレジェンドであるDFジョン・テリーの後を継いでキャプテンを務めていたケーヒルは、アントニオ・コンテ監督のもとで主力として活躍していたものの、昨夏のマウリツィオ・サッリ監督就任以降、公式戦でわずか7試合の出場にとどまっており、すでに今夏退団を本格的に検討していることを明かしている。
4、バンサン・コンパニ
所属クラブ:マンチェスター・シティ
年齢:33
国籍:ベルギー、コンゴ民主共和国
ポジション:DF
2008年にシティ加入と現メンバーでは最古参であるコンパニはこれまで主将としてチームをけん引し、2011/12シーズンの劇的な逆転優勝をはじめプレミアリーグを3度制覇している。ここ数シーズンは度重なる負傷離脱によりコンディションが整わないことが多いが、来季もシティでのプレーを熱望するコメントを残している。
5、フェリペ・ルイス
所属クラブ:アトレティコ・マドリード
年齢:33
国籍:ブラジル、イタリア
ポジション:DF
ウルグアイ代表DFディエゴ・ゴディンとともに長らくアトレティコの守備陣をけん引してきたフェリペ・ルイスもチームの方針を受けて、33歳となった今季で退団することが既定路線となっている。同選手を巡っては、ボルシア・ドルトムントとバイヤー・レバークーゼンが獲得を目指しているものとみられるが、ドルトムントのオファーを拒否したという報道も飛び交っている。
6、アドリアン・ラビオ
所属クラブ:パリ・サンジェルマン
年齢:24
国籍:フランス
ポジション:MF
中盤の有望株として国外のメガクラブが獲得に興味を示していると伝えられているラビオは、昨秋に契約延長交渉を行っていたものの、年俸面で折り合いがつかず破談に終わっている。これにより、今冬にもバルセロナへ移籍する可能性が取りざたされていたものの実現することはなかった。直近ではレアル・マドリードが関心を示していると伝えられていたが、こちらも獲得レースから撤退している。
7、アンデル・エレーラ
所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
年齢:29
国籍:スペイン
ポジション:MF
2014年にアスレティック・ビルバオからユナイテッドに加入したアンデル・エレーラは定位置こそ掴んでいないものの中盤に必要不可欠な戦力として重宝されていた。ただ今季は公式戦22試合の先発出場となっており、終盤戦ではリーグ戦4試合連続ベンチ外となっていた。すでに同選手の退団は公式発表されており、パリ・サンジェルマン(PSG)移籍がほぼ確実と伝えられている。
8、ジェームズ・ミルナー
所属クラブ:リバプール
年齢:33
国籍:イングランド
ポジション:MF
マンチェスター・シティから2015年夏に加入したミルナーはユルゲン・クロップ監督のもとで本職の中盤センターのみならずサイドバックをはじめ複数ポジションをこなすユーティリティ性が高く評価されている。今季はチャンピオンズリーグ(CL)では9試合の先発出場と指揮官からの信頼を寄せられているが、リーグ戦では19試合と意外にも出場機会は少なかった。
9、フアン・マタ
所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
年齢:31
国籍:スペイン
ポジション:MF
2014年冬にチェルシーからユナイテッドに加入したマタは、指揮官が目まぐるしく交代する中、一定の出場機会は得ている。同選手に対してはユナイテッドが契約延長のオファーを提示しているものの、チャンピオンズリーグ(CL)の舞台への思いが強いものとみられ、バルセロナ移籍の可能性が伝えられている。
10、マリオ・バロテッリ
所属クラブ:オリンピック・マルセイユ
年齢:28
国籍:イタリア、ガーナ
ポジション:FW
2016年夏にリバプールからニースへ移籍したことをきっかけにストライカーとして再び輝きを放っていたバロテッリではあったが、昨夏にコンディション管理不足により今シーズンは出遅れると、クラブ首脳陣や指揮官との関係が悪化したことにより、今冬に契約を解除した上で日本代表DF酒井宏樹が所属しているマルセイユに半年間の短期契約で加入。ニースで過ごした前半戦とは異なりリーグ戦で8ゴールをあげるなどチームの上位進出に大きく貢献している。
11、マックス・クルーゼ
所属クラブ:ベルダー・ブレーメン
年齢:31
国籍:ドイツ
ポジション:FW
ドイツ代表選出経験を持つクルーゼは2016年夏にボルフスブルクからブレーメンへ2008/09シーズン以来となる復帰を果たすと、不動のストライカーとして、そしてキャプテンとして今季はここまで公式戦36試合に出場し12ゴール14アシストをマークしている。ただ同選手は今夏退団が既定路線になっているものとみられ、来季の所属クラブにローマの名前があがるなど、キャリア初となる国外挑戦の可能性もあるようだ。
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