セリエA インテル

元日本代表監督ザッケローニ、イカルディのラツィオ戦招集外でインテル指揮官擁護

元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏 写真提供:GettyImages

 かつて2010年から2014年に開催されたワールドカップ・ブラジル大会まで日本代表の指揮を執っていたアルベルト・ザッケローニ氏がインテルのFWマウロ・イカルディについて言及しているようだ。現地時間1日、イタリアのラジオ局『Radio Anch’io Sport』が伝えている。

  イカルディは2月中旬に自身の役割であったキャプテンがスロベニア代表GKサミール・ハンダノビッチに変更となっており、以降は公式戦に出場しない状況が続いていた。

 また同選手は膝の負傷を主張して全体トレーニングに参加していなかったものの、今月26日に40日ぶりとなる全体トレーニングへの合流を果たしている。

 ただラツィオ戦直前のトレーニング後にチーム全体に対して謝罪を行わなかったとしてルチアーノ・スパレッティ監督はイカルディをラツィオ戦の招集メンバー外にしたと伝えられていた。

 このスパレッティ監督の判断について元インテル指揮官のザッケローニ氏は「スパレッティは(イカルディに対して)私が思っていたような決断を下している。しばらくの間彼は試合に出ていなかったし、チームに対して説明する必要がある」と語っている。

 また同氏は「私ならば、そのような説明を求めるだろうし、実際に本人から説明は無かったように思える。彼は何も説明したくないと思っているし、スパレッティは説明を受けることを期待している」と語っており、イカルディがチームメイトや監督に対して適切な行動をとらなかったと予想しているようだ。

 なおインテルは3日にセリエA第30節・ジェノア戦を控えている。イカルディは自身の態度に改善が見られない場合は、この一戦でもメンバー外となるかもしれない。